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自動車保険について

キャンピングカーには8ナンバーの車両が多く、また高価な架装を積載しているため、自動車保険の種類や料金が気になる方も多いかもしれません。
普通~中型自動車免許で取り扱える、一般的なキャンピングカーの保険について見てみましょう。

一般的キャンピングカー向けの保険とは?

実のところキャンピングカーという名目で、自動車保険料が特別高くなるわけではありません。
架装は車両の一部として扱われるため、保険の設定にもよりますが基本的には車両保険で補償される対象に含まれます。
同価格帯の車両と比べても、車両保障に含まれる装備品によってわずかに割高になる程度でしょう。
とはいえ、もともとが高価な車体に加え、思い切って購入した思い入れのあるものです。
盗難補償や車体補償の割合を高めに設定することで、一般的な小型車や中型セダンに比べて保険料が高く感じるのは仕方のないことかもしれません。

ハイエースは盗まれやすいが・・・?

バンコンベースで人気のハイエースは、盗難されやすい車両としても上位に挙げられることで有名です。
その反面、ハイエースベースのバンコンに限らず、キャンピングカーは盗難されにくい車両と言われております。
車両自体が特徴的で目立つというのもありますが、盗難した車両を海外に売るような連中は基本的に純正のベース車両を狙っているため、ガッチリ組み込まれた架装を持つキャンピングカーは敬遠する傾向があるそうです。
その点では特に人気車両ベースのキャンピングカーに関し、盗難に対して過度に神経質になる必要は無さそうですが、いたずら盗難も踏まえてやはり用心に越したことはありません。

保険選びをするなら

キャンピング車両は8ナンバーであることから脱税を疑われることもあるため、ネット保険の手続きが慎重で面倒だったり、保険会社によってはネットからの加入を断られることもあるようです。
とはいえ、その対応は保険会社や代理店によって異なるため、地道ではありますが保険会社を調べられたり、相談してみるのが良いのではないかと思われます。

保険会社を比較、検討するのであれば価格.comを利用するのがベストでしょう。
http://hoken.kakaku.com/insurance/auto/

キャンピングカー取扱い店舗に相談するのも良いですし、キャンピングカー専用の保険もあるので、そちらに相談されるのも確実な補償を得られるための選択肢ではないでしょうか。

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お手入れ、メンテナンス-快適に乗り続けるために

キャンピングカーのお手入れ方法を見てみようと思います。
一般的な車と変わらないように見えて、少しだけ変わってたりするようです。

キャンピングカーの内装メンテナンス

キャンピングカーを使用したあとに残る汚れは、内装外装問わず主に泥汚れです。
また、大きな窓についた汚れも気になるところです。
車中泊で利用することもあり、ちりやホコリ、髪の毛も散乱します。
後部を土禁で使用している車両はメンテナンスがしやすいので、土禁をオススメしたいところです。

冷蔵庫

使用後はきれいなタオルで内部を拭き上げ、フタを解放して乾燥させます。
締めたままだとあっという間にカビが生えてしまい、悪臭が立ち込めてしまいます。
とくに上蓋式は底面に水が溜まりやすく、下部パッキンに腐敗した水のニオイが染み込みやすいため注意が必要です。

水回り

給水、排水タンクは毎回使用後に取り外して洗います。
放置すると給水ポンプの部品が錆びてしまったり、排水タンクの汚れが取れなくなったりニオイが染みついてしまいます。
排水の処理はキャンプ場で処理する場合が大半ですが、持ち帰った場合は下水に流します。

床回り

床回りは砂ぼこりと髪の毛、お子様がこぼしたお菓子類がけっこう散乱しているものです。
床以外に稼働シートの底部、下部が空洞のシート下等、ミニほうきやハンディ掃除機でゴミを吸い取った後にクリーナーで拭き上げ、いつまでもきれいに使いたいですね。

ベッドマット類

靴で蹴った跡があったりシミが着いていた場合はクリーナーで拭いたり、消しゴムで蹴り跡を擦ってみます。
目立った汚れが無くとも、わずかに皮脂がついたりするものなのでクリーナーでさっぱりと拭き上げ、日の当たらないところで乾燥させましょう。

架装系のお手入れ

ご家庭の家具と同じように、丁寧に拭きます。
パーツの隙間や底部に髪の毛が侵入していることが多いので、逃さずキャッチしましょう。
ツヤが気になってきた場合は、材料に適したワックスやオイルを用いて拭き上げても良いかと思います。
せっかくなのでお手入れすると同時に、車体と架装の隙間などを探してみましょう。
物が落ち込みそうな隙間があった場合は、メーカーに相談したり、何らかの手段を用いて穴を塞いでおきましょう。
走行中に軋みが出たり、架装が崩壊しないよう、かなり頑丈に車体に装着されておりますので、携帯電話や財布が車体と架装の隙間に落ちた際は、自力での救出はほぼ不可能と思ってください。
メーカーによっては架装の脱着に料金が発生することもありますので、穴を見つけたらぜひとも対処したいポイントです。

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キャンピングカーとは?

キャンピングカーが欲しい!
どんなキャンピングカーが欲しいのか?
車内に対面座席とテーブルが据え付けられている、とか
車が箱を引っ張っている、とか
改めて考えると、ぼんやりした形状しか思い浮かばない方も多いのではないでしょうか?

キャンピングカーとは?

キャンピングカーの特徴

キャンピングカーは何を持ってキャンピングカーと呼ばれるのでしょうか?

水道や調理スペースといったアウトドアレジャーを補助する設備を持ったり、一般車に比べてより快適に車内で寝泊まりできるものを、基本的にキャンピングカーと呼んで差支えないようです。
道路運送車両法においては『キャンプまたは宣伝活動を行うための特種な設備を有する自動車
』として認められた車両が、キャンピング車となります。
詳しくはこちらのサイトに記載されております。
http://www12.wind.ne.jp/hgu/camion/page/camp/kozoyoken/kozoyoken_new.htm
要するに、十分な寝台設備があり、10L以上の排水容量を持つ水道があり、炊事台と呼べる十分なスペースの台所が確保されていれば、キャンピング車と分類されるのですね。

いろいろなキャンピングカー

キャンピングカーはベース車両や内装の架装方式によってその呼称が分けられます。
皆様の想像した『キャンピングカー』はどれに当てはまるでしょう?

バンコンバージョン

ハイエースやレジアスエース、タウンエースといったバンシャシーをベースに改造したものが、バンコンバージョン(バンコン)と呼ばれるタイプです。
外装はベース車両のままのことが多く、当然サイズもベース車そのままなので、通勤や買い物といった日常使用でも問題なく使えることが多く、日本の道路、駐車事情、キャンプ場の設備とマッチした日本では特に人気のカテゴリといえるでしょう。
ベース車両に内装架装のみを加えたものが多いので、お値段も一般的に想像される価格よりもかなり安いものではないでしょうか。

価格帯:300~600万

キャブコンバージョン

アトラスやカムロード等、おもに商業トラック等のキャブ(運転席)付きシャシーをベースに改造したものが、キャブコンバージョン(キャブコン)と呼ばれるものです。
おもに荷台にキャンピングカーメーカーの制作した居住スペースを架装したものを指します。
一部にバンの車体へ改造を施し、居住スペースを架装したものもあります。
専用メーカーの居住スペースをまるごと架装するので、駐車性や機動性といった取り回しの面でバンコンに一歩劣りますが、バンコンには無い快適空間と充実した装備を持つため、本格的にキャンピングカーを楽しみたい人から人気の高い、バンコンと双璧をなす人気カテゴリです。

価格帯:600~1000万円

軽キャンピング

軽自動車をベースにキャンピング改造が施されたものが軽キャンピングカーです。
400~500万円が価格帯のバンコンに比べて格安で入手でき、維持費の面でも多くのカテゴリに勝ります。
収納スペースやフラットシートを備えるものも多く、本格的な車中泊はもちろん、キャンプやアウトドアレジャーでお手軽便利なギアとして活躍する、近年で人気急上昇中のカテゴリです。

価格帯:100~300万円

バスコンバージョン

おもにコースター、シビリアンといったマイクロバスの内装にキャンピング改造を施したものがバスコンバージョン(バスコン)と呼ばれるものです。
車格がもたらす大きな居住スペースが特徴で、もともとが多くの人を乗せて走行する目的の車両のため、パワーや乗り心地の面で優位とされています。
車格が大きなため、この狭い日本では車両を持ち込める場所や、駐車スペースが限られてくるのが問題となってきます。
ベース車両が高価であることも相まって、価格は高めです。

価格帯:800万円~
http://rv.astyle4u.com/category2/entry24.html

セミフルコンバージョン

おもにコースター、シビリアンといったマイクロバスの車体を改造し居住スペースを架装したものがセミフルコンバージョン(セミフルコン)と呼ばれるものです。
ベース車両であるマイクロバスの車格に合わせた専用の居住スペースが用意されるため、広さ、快適性、装備の面で非常に充実したものが多いです。
トイレや洗面台、シャワーを備えたものも少なくありません。
上記のバスコンバージョンと同じく、持ち込める場所や駐車スペースがかなり限られてくる点が問題でしょう。
お値段もベース車体+専用架装でなかなかのものです。

価格帯:1000万円~

フルコンバージョン

キャンピング用に設計されたシャーシにキャンピングメーカーが製造した専用ボディを載せたものがフルコンバージョン(フルコン)と呼ばれるものです。
生活で必要なものが一通り揃えられており、まるで走る住宅(モーターホーム)です。
しかしながら非常に大きな車格のものが多く、道路交通法上アメリカなどで製造された本場モデルのほとんどは日本の道路で走らせることができません。
国内で製造しているメーカーもわずかです。

価格帯:約800万円

トレーラー

動力を持たない車のシャシーにキッチンやリビングが設けられた居住空間を設置した、けん引を必要とするキャンピングカーです。
エンジンやトランスミッションが必要ないため、空間を広く、自由にアレンジ、設計することができ、ビルダーもユーザーの要望に応じてくれるところが多いです。
750kg以下のものであれば、けん引免許は必要ありません。
トレーラーの保管場所さえ確保できれば、普段お使いの乗用車がキャンピングカーに変身させることができますが、トレーラーの操作にコツが必要な点と、トレーラーと自動車を持ち込めるスペースが限られてくることがあります。

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保管方法と駐車場

キャンピングカー購入の予算が確保でき、あとはお店にGOかと思いきや、もう一つの問題が残っていることにお気づきでしょうか?
駐車スペースの問題は、車両が絡む趣味をお持ちの、多くの人が抱える悩みのタネでもあります。
地方で広い庭付きを構える方ならまだしも、はたして都会のマンション住まいでキャンピングカーを管理できるのでしょうか?
車両入手後に待ち受けるさまざまなシーンを想定し、都市部でもキャンピングカーをスタイリッシュに使いこなしてみましょう。

キャンピングカーの保管方法いろいろ

自宅での駐車方法

広い駐車場をお持ちの方

うらやましい限りの駐車スペースをお持ちの方でも注意しなければならない点が、屋根付き駐車スペースの車高問題でしょう。
ハイルーフのバンコンでは、(もし付いているならば)さらにせり出すベントファンも含めるとかなりの全高となり、2.5メートル以下のガレージでは車体が収まらない可能性があります。
とくに全高が3メートルを超えるようなキャブコンをガレージ保管しようと考えている場合は、高さに対する注意が必要となってきます。

マンション駐車場をご利用の方

2×5という言葉をご存じでしょうか。
これは全幅が2メートル、全長が5メートル以内であれば、多くの駐車場、コインパーキングに車が納まってくれる、駐車スペースの基準と言われております。
逆にこれを上回ると、駐車スペースを探すのも難しくなってきますし、ドライバーの技量にもよりますが、街中や住宅街での通行に支障が出始めるサイズになってきます。
ちなみにこのサイズは、ハイエースワイドがすっぽり収まるサイズです(スーパーロングだと前後にはみ出してしまいますが)。
3メートルを超えそうな高さはどうにもなりませんが、キャブコンは意外にも2×5を基準に設計されているモデルが多いため、案外駐車場にスポっと納まってくれたりします。
ちょっとご心配であれば、マンションの管理者さんに相談してみるのも良いでしょう。

月極駐車場を契約

月極駐車場では駐車場の規約によって、駐車できる車のサイズが変わってきます。
場所によっては2×5メートル未満のところもあるので、駐車スペースにゆとりのある駐車場を探してみましょう。
愛車のサイズで駐車に関する不安がある場合は、代行業者に依頼して愛車のサイズに合う駐車スペースを不動産や管理人から探してくれるサービスがあるそうなので、そちらを利用してみるのもよいかもしれません。
http://wohn.aiuma.jp/?eid=5
↑参考にさせていただいたサイトです。

出先、旅先での駐車方法

街乗り、買い物等日常利用での駐車

上記の2×5サイズ以内であれば、一見デカそうなキャブコンでもお店の駐車場やコインパーキングに収まる可能性が高くなります。
今後も頻繁に訪れるようなお店や施設であれば、ぜひともチェックしておくべきポイントでしょう。

ただし、キャブコンにおいては3メートルを超えるような全高を持つモデルも多いため、とくに2.5メートル制限の多い都心で、高さ制限のあるゲートや立体駐車場の利用は難しいものとお考えください。

オートキャンプ場

オートサイトを持つキャンプ場でも、指定された場所によっては2×5メートルサイズのキャンピングカーの乗り入れを想定してない区割り区画が存在するので、とくにスーパーロングのバンコンやキャブコンといった大きな車体の場合であれば、事前にホームページ等でチェックしておいた方が良いかもしれません。

道の駅、高速のサービスエリア

地方ではトラックが駐車できるスペースを持つところも多いので、大きなキャンピングカーを駐車するにはうってつけでしょう。
トイレや食事施設もあるので、駐車場というよりも旅先での休憩にぴったりです。
車中泊をする場合は、騒音やランプなどで周囲の人に迷惑を掛けないようにご注意くださいませ。

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自作アイテムのすすめ

キャンピングカーを使ってキャンプを繰り返すと、物足りないところや改善したい部分、あると便利な機能に気付かれるはずです。
おおよそのものはメーカーのオプション品や汎用アイテムが市販されておりますが、自作にチャレンジしてキャンプで実際に活用してみるのも、アウトドアらしい楽しみ方ではないでしょうか。
DIY精神を研ぎ澄まし、愛着のわくようなグッズ制作にチャレンジしてみてください。

キャンピングカーの自作アイテム

収納系

キャンプには多種多様な小物の出番が付き物ですが、特に軽キャンピングカー等は車内の容量も限られるため、その収納方法でお悩みの方も多いかと思います。
そんなときは収納棚を自作したり、収納スペースを作り出してみてはいかがでしょうか。
キャリーワゴンや収納ボックスに詰め込んだままでも良いのですが、目的のものを探し出したり取り出すのに苦労することもあります。
http://k-rv.asablo.jp/blog/2016/10/08/8216787
突っ張り棚で多段収納にしてみたり、
http://ameblo.jp/nagipapa-diver/entry-12052223248.html
ワイヤーネット、フックを利用すれば、車体を穴を開けるような加工をせずとも収納スペースが生まれたりします(あまり重いものは載せられませんが)。
http://yukaimaron.jugem.jp/?eid=2742
出番の多いアイテム類はすぐに取り出せるよう100均のカゴに仕分けたり、網棚やネット類とフックを組み合わせて手に取りやすくすると便利ですよ。

カーテン

断熱、目隠しや日よけに、シャーとすぐに展開できるカーテンは非常に便利です。
ほとんどのキャンピングカーに装備されているものですが、カーテンが付いていない自作キャンピングカーであったり、カーテンレールが壊れたという方は、カーテンの自作をお試しになってはいかがでしょうか。
車種にぴったり合う本格的なものを制作するとなると裁縫の技術が求められますが、応急的、簡単なものであれば、レールの材料も磁石であったり突っ張り棒、マジックテープといったもので代用が可能です。
車体にビスを打ち込む必要がありますが、手で曲げられて設置の容易なクルマ用カーテンレールも市販されています。

こちらのサイトを参考にさせていただきました↓
http://www.istay.jp/2015/11/10/post-928/
思いもよらぬ車中泊用に、あるいは出先で着替えが必要になりそうな時に、カーテンを作ってみてはいかがでしょうか?

サンシェード

カーテンと異なるところは、ほぼ完全な遮光と目隠し効果を持つ点です。
断熱効果も高く、カーテンと組み合わせれば冬の車中泊での強い味方となってくれること間違いなしアイテムです。
しかしこのサンシェード、市販品は適合車種にもよりますが前面で10,000円前後、後面で15,000円~20,000円と安いものではありません。
購入するまでもなく作ろう、というDIY精神あふれる方であれば、ホームセンター等に売っている銀マットを加工すれば(完成度にもよりますが)市販品のサンシェードに引けをとらない高い遮光と目隠し効果にくわえ、市販品顔負けの断熱効果もあるので、車内の保温効果もグンとアップしますよ。
http://thecamp.blog.fc2.com/blog-entry-56.html
新聞紙を型紙に、きれいに制作されています。
http://81238940.at.webry.info/201407/article_2.html
縁取りにハトメと吸盤も加えた、まるで市販品のようなクオリティーです。

サンシェードの自作は失敗が少なくてお財布にやさしく、とくに冬場は効果の実感が得られやすいアイテムなので、ぜひ自作されてみることをオススメします。

防虫ネット

夏場の虫対策でぜひとも欲しい防虫&換気アイテムですが、リアゲート部とスライドドア部に張る網が意外に高価で驚いた方もいるかもしれません。
サンシェードに比べて難易度は高くなりますが、わりかし多くのユーザーが自作を試みているアイテムだと思います。
まだ防虫ネットお持ちでない方は、今後の夏キャンプ対策に、防虫ネットを自作チャレンジされてみてはいかがでしょうか。
ホームセンターやアマゾンで購入できる玄関用簡易網戸を使い、ここまできれいに仕上げている方もおります↓
http://minkara.carview.co.jp/userid/150429/car/1483262/6382296/parts.aspx
作り方も丁寧に載せられておりますので参考にされてみてはいかがでしょう。
http://minkara.carview.co.jp/userid/150429/car/1483262/2906344/note.aspx

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キャンピングカーショーのすすめ

キャンピングカーを持っている人も持っていない人も、興味がある方ならば楽しめること間違いなしのキャンピングカーショー&フェス。
最近ではペット連れでもオーケーな開催地も増えてきました(要確認、別途入場料がかかる場合があります)。
これからキャンピングカーの購入を検討している人にはそれぞれのカテゴリやモデルを実際に触れ、頭の中にあったイメージや使い心地を確かめる貴重な機会でありますし、すでにキャンピングカーをお持ちの方であれば、ブースやファン同士の交流によって車両や架装の改造・改良やユーザーミーティングの機会に触れることのできる、貴重なコミュニケーションの場といっても良いのかもしれません。
とくにキャンピングカーの購入を考えていなくとも、面白いギミックのモデルがたくさん展示されているほか、キャンピングカー展示以外のイベントも盛りだくさんのところが多いので、お子様連れでも楽しまれる内容ではないかと思います。
もちろん、単独でぼーっと眺めるだけでも楽しいイベントですので、興味のある方は積極的に各地のキャンピングカーショーへ足を運んでみましょう。

キャンピングカーショー&フェス

2017年1月現在、キャンピングカーのイベントについてはおもに日本RV協会(JRVA)のイベントサイト、JRVAイベントドットコムとその会員によって構成、開催されています。
地域ブロックごとに、おおよそ半年に一度も開催されているのだから、かなり精力的に活動されている様子がうかがえます。
また、二日にわたってイベントを開催しているので、日時の都合がつきやすいのもグッド。

開催ブロック

北海道ブロック

北海道キャンピングカーフェスティバル2017

日時:2017年04月01日~2017年04月02日
場所:アクセスサッポロ

東北ブロック

東北キャンピングカーショー2017

日時:2017年03月18日~2017年03月19日
場所:夢メッセみやぎ

北陸・甲信越ブロック

キャンピングカーフェスティバルin北陸2017

日時:2017年06月24日~2017年06月25日
場所:石川県産業展示館

関東ブロック

関東では日本最大級、エリア最多のキャンピングカーイベントが開催され、ファンを賑わせています。

ジャパンキャンピングカーショー2017

日時:
2017年02月02日~2017年02月05日
2月2日(木)10:00~17:00(プレス・ビジネス内覧会10:00-12:00)
2月3日(金)10:00~18:00
2月4日(金)10:00~18:00
2月5日(金)10:00~17:00
場所:幕張メッセ国際展示場1~3ホール

アジア最大のキャンピングカーイベントです。
3日間で6万~7万人の入場者数が見込まれています。


出典:CarWatch

出典:SankeiNews

神奈川キャンピングカーショーフェアin川崎競馬場

日時:2017年04月22日~2017年04月23日
時間:10:00~17:00
場所:川崎競馬場 特設会場

東京キャンピングカーショー2017

日時:2017年07月01日~2017年07月02日
場所:東京ビッグサイト

出典:ParkBlog

お台場キャンピングカーフェア2017

日時:2017年10月21日~2017年10月22日
場所:東京お台場野外特設会場

東海ブロック

名古屋キャンピングカーフェア 2017 Spring

日時:2017年03月11日~2017年03月12日
時間:10:00~17:00
場所:ポートメッセなごや

名古屋キャンピングカーフェア 2017 Autumn

日時:2017年10月07日~2017年10月08日
場所:ポートメッセなごや

関西ブロック

大阪キャンピングカーショー2017

日時:2017年03月25日~2017年03月26日
場所:インデックス大阪

大阪キャンピングカーフェア2017

日時:2017年09月16日~2017年09月17日
場所:インデックス大阪

中国・四国ブロック

キャンピングカーフェスタ2017inHIROSHIMA

日時:2017年05月13日~2017年05月14日
場所:広島市中小企業会館

ブログ
http://astrotiger.blog82.fc2.com/blog-entry-3442.html

九州・沖縄ブロック

九州キャンピングカーショー2017

日時:2017年09月30日~2017年10月02日
場所:グランメッセ熊本

2016年度は熊本震災により開催が見送られました。
↓こちらは急遽開催されたキャンピングカーフェスタinサンメッセ鳥栖の様子です

福岡キャンピングカー&アウトドアショー2017

日時:2017年11月11日~2017年11月12日
場所:マリンメッセ福岡

まとめ

実は、たくさんのキャンピングカーの内部をジロジロ眺めたり、体感できる機会なんて大きなミーティングやキャンピングカーイベント以外に無いものだったりします。
そんな機会が全国各地で毎年開催されていることですし、前述しますが、まだ訪れたことのない方はご家族や友人とぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

※予定や日時が変更になる場合がございますので、詳しい各開催日時はJRVAの公式ホームページよりご確認ください。
JRVA公式ホームページ

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キャンピングカーの旅ブログ10選

これからキャンピングカーの購入を検討している方や、購入直後で間もない方の中には『どうしたものか』と運用方法がぼんやりとしてあまり思い浮かばない方もいらっしゃるかもしれません。
いろいろなモデルやシーンを想定して、実際に旅やお出かけの相棒にキャンピングカーを運用されているブログをいくつかご紹介しようと思います。
先人の編み出したキャンピングカーとのいろいろな付き合い方を、参考にしてみてはいかがでしょうか。

キャンピングカーの旅ブログ10選

キャンピングカーやジェットスキーで楽しく遊んだ記録

キャンピングカーで放浪の旅【1日目】千葉~静岡県


キャンピングカーでフラリと旅に出るブログです。
上記記事では千葉県から静岡県までの旅の様子が綴られています。

三姉妹とパパのお出かけ日記

http://blogs.yahoo.co.jp/mkj3910/342197.html
毎年秋頃に開催される熱気球イベント『佐賀バルーンフェスタ』では、車中泊可能なオートサイトが特設され、多くのファンがキャンピングカーとともに集まります。
フェスティバルとキャンプを、余すとこなく堪能されている記事です。

キャンピングカーで釣りに行こう!

http://ameblo.jp/h-finot/theme-10001574479.html
キャンピングカーで釣りを楽しむ、釣りキャン(プ)ブログです。
キャンピングカーとアウトドアレジャーは切っても切れない間柄ですね。

軽・車中泊きゃんぴんがーる!!

http://tyrar.blog32.fc2.com/
その名の通り、軽キャンパーと車中泊を愛する女性のブログです。
ブログサイトがとてもおしゃれです。

【フォートラベル】09年12月12日(土)、めざせ!軽キャンパー!での釣行飯岡漁港の場合。

http://4travel.jp/travelogue/10408802
お子様とともに軽キャンパーで釣りと車中泊を楽しまれている記事です。

やまおやじのキャンピングカーの旅ブログ

http://plaza.rakuten.co.jp/yamaoyaji210/diary/201610170000/
神奈川から種子島まで、キャンピングカーに乗ってロケット発射見学へ向かう記事です。
他の記事も非常にアグレッシブです。

アメリカをRVでエンジョイ

http://rvamerica.exblog.jp/21573455/
アメリカ東部からカナダ、プリンスエドワード島までの17日4,000kmの旅を綴られた記事です。
スケールの大きさが実にアメリカチックで楽しめます。

キャンピングカーで行く、気ままに旅行ブログ

http://masamilk.naturum.ne.jp/
バンコンと家族との旅行日記です。
ワンちゃんもいます。

キャンピングカー生活

http://fanblogs.jp/keikotabirogu/
ご夫婦でキャンピングカー生活をしながら、全国を巡る旅日記です。
キャブコンでのんびりと、うらやましいものです。

プーさんの放浪記

http://blog.livedoor.jp/enomoto5050/archives/16898361.html
キャンプ関連の記事を掲載されているブログです。
ウィットな感じがいい味を出しています。

 

 

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軽キャンピングカー特集

最近では軽キャンピングカーがぐんぐんと売り上げを伸ばし、バンコンの人気に差し迫りつつあります。
各ビルダーも改良を重ねたニューモデルを次々と発表し、雑誌やウェブでもユーザーの楽しそうなレビューが散見できるようになりました。

軽キャンピングカーのすすめ

軽キャンパーとは

長さ3.40m以下、幅1.48m以下、高さ2.0m以下の車両寸法かつ、排気量が660cc以下の3輪、4輪自動車を軽自動車といいます。
この軽四輪自動車の荷台に居住用の架装を積載したり、ワンボックスの内装を改造してキャンピング性能を付与したものが、軽キャンピングカーと呼ばれるものです。
このページをご覧になっているということは、軽キャンピングカーにちょっと興味がお有りなのかもしれません。
一体どこに興味が湧いてきたのでしょうか。
窮屈そうに感じる一方で、なんとなく使いやすそうというか、肩肘張らなくてよさそうとか、そんな感覚がふわふわと漂います。
どのようなメリット・デメリットがあるのか見てみましょう。

メリット

価格が安い

軽キャンパーのお値段は、最新モデルの新車価格でも300万円を切ることがほとんどです。
200万円台のモデルもちらほら存在します。

維持費が安い

軽自動車なので燃費は良好、税金などの年間維持費も格安です。
タイヤや、オイルといった消耗品の価格も、普通車と比べるまでもありません。

取り回しやすい

軽量コンパクトなので狭い山道でも取り回しやすく、扱いやすいのが軽キャンパーの良いところ。
例えば釣りなどの狭所走破性や機動性が必要な趣味との相性も、非常に良好ではないでしょうか。
個人的にはキャンピングという用途よりも、キャンプもこなしてくれる、アウトドア・ギアのような響きが似合うと思います。

普段乗りに切り替えて使える

架装を満載、固定するモデルよりも車中泊を重視して車内を広くとったものが多く、つまりはキャンプ用品を下ろせば普段使いの一般車として扱えるメリットも備えると言えます。
一見普通の軽自動車のようでキャンピング用品を積むと、頼りがいある相棒に変身するのが軽キャンパーの良いところでしょう。

デメリット

狭い

取り回しで長所だったコンパクトさは、積載や居住スペースが重視されるキャンピングカーではそのまま短所となってしまいます。
車中泊が前提であれば、基本的に利用人数は大人2人程度と捉えた方が良いでしょう(4人就寝が可能なモデルもあるにはあります)。
圧迫感からくる疲れというのも、長期間の利用では見過ごせない点です。

長距離移動、長期滞在に不向き

あたりまえですがエンジンと車体が小さいので、遠方へ長期間の旅に出る使い方には関しては、どうしてもキャブコンやバンコンに比べて快適性が落ちてしまいます。
小さなエンジンが出力を得るためにはとにかくエンジンを回転させなければならず、そこから発生する振動や騒音に加え、車体の狭さやローリングによるストレスも長距離移動での疲労要因となるのです。

軽キャンパー最新モデル

いくつかのモデルを並べてみます。
皆様はどれがお好みでしょうか。

ナッツRV:スピナ
http://nutsrv.co.jp/renew2014/product/spinach.html
バンテック:ルネッタ
https://www.vantech.jp/lineup/lunetta/index.html
フィールドライフ:バロッコ
http://www.fieldlife.co.jp/new_cars/new_balocco/index.htm
フィールドライフ:コング
http://www.fieldlife.co.jp/new_cars/new_kong/index.htm
フィールドライフ:ココワゴン
http://www.fieldlife.co.jp/new_cars/new_cocowagon/index.htm
フィールドライフ:ココバン
http://www.fieldlife.co.jp/new_cars/new_cocovan/index.htm
TOWA:インディ108

インディ108(INDY 108)


TOWA:N-BOX+108
http://towa-motors.com/lineup/nbox_108.html
トイファクトリー:TOY’S BOX MINI
http://www.toy-factory.jp/lineup/2016/01/toys-box-mini.php
レクビィ:AC
http://www.recvee.jp/01_camper/01_line/10_ac/index.html
レクビィ:EC
http://www.recvee.jp/01_camper/01_line/26_ec/index.html

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キャンピングカーと運転免許

キャンピングカーを想像されると、大きなキャンピングカーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
キャンピングカーのベース車両には、大きな居住架装を積載するために、トラックやマイクロバスが選ばれることが多いのはご存知の通りです。
バンコンのベース車両で最近人気のハイエースでさえ、14人乗りのモデルが存在するほどの大きさです。

それらは一般的な普通免許で、どこまで運転することができるのでしょうか?
重量や積載、搭乗人数、けん引の免許等、さまざまなキャンピングカーを運転する上で必要となる免許についておさらいしてみましょう。

キャンピングカーの運転に必要な免許

普通自動車で運転ができそうなキャンピングカー

平成29年1月時点の運転免許制度上の区分について、以下のものが普通自動車とされています。

”道路交通法で、大型自動車・中型自動車・大型特殊自動車・自動二輪車・小型特殊自動車以外の自動車。車両総重量が5トン未満、最大積載量が3トン未満、乗車定員が10人以下の四輪車がこれにあたる。道路運送車両法では、小型自動車・軽自動車・大型特殊自動車・小型特殊自動車以外のものをいう。バス・大型トラック・大型乗用車などがこれにあたる。普通車。”

引用:コトバンク デジタル大辞泉

とのことです。

ここでよく見てみると、車幅や全高、全長についての条件が記載されていません
乗車人数と重量が記載されているのみです。

これにより、実はバンコンや軽キャンピングは当然ながら、キャンピング仕様によって搭乗者人数(車検証記載)の減ったマイクロバスベースのバスコンや、積載スペースが居住空間に改造されたビッグサイズのキャブコンなど、日本にある多くのキャンピングカーの運転資格が現在の普通免許でカバーできてしまうのです


ナッツRVリークⅡのようなハイエーススーパーロングほか、キャラバンベースのバンコンはもちろん、


バンテックZiLのようなカムロードベース(クルーズモデルはエルフ)のキャブコンや、



RVランドのランドホームコースターフィールドライフ・ルーツ6.6のようなマイクロバスベース、コースター、シビリアン、ローザ等、本来ならば純正中型免許が必要になる車両でさえ、乗車人数を制限したキャンピング仕様によって普通免許で運転することが可能です。

車両総重量が5トンを超えるようなキャンピングカーは輸入モデルの中でもごく一部に限られるので、キャブコンやバンコンご購入を検討中ながらも、運転免許でお悩みの方はホッとしたのではないでしょうか。


画像は輸入キャンピングカーの代理店、バーストナージャパンのホームページより。
フィアット・デュカトキャンパーベースのグランドパノラマi915G
乗車人数6名、最大重量がギリギリ5トンいくかいかないかなので、運転するのに骨が折れそうですが普通自動車免許で運転できます。
価格は税込みで2000万円超え!

準中型免許の新設にご注意!

平成29年3月12日に施行予定の準中型自動車免許の新設により、以降の普通自動車免許の総重量が3.5トン未満、最大積載量が2トン未満に変更される予定のため、平成29年3月12日以降に普通自動車免許の取得を予定される方は、その普通免許でそのほとんどが3.5トンを超えるバスコンモデルを運転することが不可能となります。

カムロードベースやハイエースベースのキャブコンモデルであればおおよそのモデルが総重量3.5トン未満に収まるのですが、フィアットデュカトベースの輸入モデルや、いすゞのエルフや専用車両のビーカムといった一部のトラックベースのキャブコンついては、重量によって運転が不可能になったり、装備が厳しく制限されモデルの選択肢が狭まってしまうことになるでしょう。

もうすぐ18歳を迎えるキャンピングカーに興味のある方や、今まで自動車免許が必要なかったけれどキャンピングカーに興味を持ち、これから免許の取得を考えている方にとって、今回の準中型の新設はキャンピングカー界隈にとっての大きなボーダーラインとなりますので、早めに取得されることを強くオススメします。

キャブコンやバスコンを購入する気が無くとも、家族や知人のキャンプに同行した際、キャンピングカーを運転できるかできないかの差は大きなものだと思います。

ZiLの特別モデル520クルーズにも採用されるエルフ2トンは、カタログ上4,825kgの総重量が設定されています。カムロード(トヨタダイナ1トン)は総重量3.5トン。

 

けん引免許でけん引が可能になるキャンピングトレーラー

キャンピングトレーラーの購入を検討されている方は、けん引免許の必要性を感じているかもしれません。

自動車により重被牽引車(車両総重量が750kgを超えるトレーラー)をけん引する場合、けん引免許を受けなければなりませんが、車両総重量が750kg以下のトレーラーであれば、けん引免許が必要ないのです

「けん引免許の必要ないトレーラーなんて、大したこと無いだろう」

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、自動車のおもな重量物や圧迫物であるエンジンや駆動装置、キャブ(運転席)の存在しない750kgフルサイズのトレーラーというものは想像以上で、その大きさは200系ハイエースのスーパーロングに匹敵するサイズです

ハイエーススーパーロング、専用シャシーで低床、しかもキャブやエンジンスペースの無いどんがらであることを考えれば、その広さは想像できるでしょう。

画像はインディアナRVより、フランス トリガノ社製の輸入トレーラー:アンタレス390

自走機関が付いていないので、税抜き2,780,000円とハイエースバンコンよりも広くてなおかつ半額で購入できちゃいます。

問題点があるとするなら、救急車サイズのトレーラーを保管するスペースと、その巨体をけん引するために必要な技術ですが、意外になんとかなるものです。

本体価格や年間維持費も自走式キャンピングカーに比べ安いため、750kg以下のキャンピングトレーラーは少しずつ人気を伸ばしつつあるようですね。

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キャンピングカー関連

キャンピングカーのレンタル

キャンピングカーを実際に使ってみたいけれども、高価な買い物だから失敗したくない。
キャンピングカーを購入したいけれども、車両の保管やメンテナンスを思うと億劫で、購入の決心ができない。
バンコンとキャブコン、軽キャンパー、いろいろモデルがあるけど、自分に合っているモデルって何なのだろう。
年に数回しか使わないから、購入を躊躇してしまう。

そんなキャンピングカーの購入、入手に関して不安が付きまとっている方は、まずキャンピングカーをレンタルしてみて、実際に数日間運用してみることをオススメします。
ここではバンコンとキャブコンに焦点を当てて、レンタルと購入シーンを比較してみましょう。

レンタルキャンピングカーのすすめ

メリット

色々なモデル、装備が試せる

キャンピングカーのお試しという側面で見れば、レンタルは強力な味方となるでしょう。
バンコンのシートレイアウトで悩んだり、キャブコンの架装で必要なものを確認したい時、気軽に色々と試すことができるのがレンタルの良いところです。
キャンピングカー購入のシミュレーションに、活用してみてください。

使用頻度が少なければ少ないほど安く感じる

キャンピングカーのレンタル費用は、車体の購入費用に比べれば安いものですが、それでも2泊3日で約6万円(バンコン、休日料金)ほどと、一般的なお金の価値としては決して安くありません。
一年で5回レンタルすれば、年間30万円です。
とてつもなく乱暴な計算ですが、10年利用すれば中古のバンコンが、20年利用すれば600万円で上位のバンコンが1台購入できる金額になります。

はたしてこれは安いのでしょうか、高いのでしょうか。

バンコンを20年維持する金額は人によって大きく異なりますが、安めに見積もって保険代(年間30000円)と税金(年間15000円)、車検代(年間30000円)、駐車料金(年間30000円)、合計105000円×20年で、210万円が車両の維持に必要となります。

車両価格と維持費を合わせた価格を810万円とすれば、『2泊3日の年間5回レンタルを27年間』続けて車両購入と同等、という乱暴な計算となりました。

バンコンであれば常用車として乗り換えれば維持費はチャラですが、キャブコンとなると210万円よりもさらに高い維持費を、お手持ちのマイカーと別に支払うことになるでしょう。

所有の価値観を考えると話が難しくなりますが、単純な金額だけ見れば、使用頻度が少なければ少ないほど、総合的に安くなるのがレンタルキャンピングカーのメリットでしょう。

バンコンで日常仕様と兼ねて、休日もキャンプ三昧であるのなら、車両を購入したほうが間違いなくオトクです。
逆にキャブコンが必要でありながら、2ヶ月に1度乗るか乗らないかであれば、レンタルで十分だと私は考えます。

メンテナンスの必要が無い

レンタカーは車両を一時的に借りるだけなので、自動車税や自動車保険を払う必要はありませんし、駐車場スペースや駐車料金も必要ありません(コインパーキング代は必要になるかもしれませんが)。
そのほか車検やオイル&消耗品交換も必要なく、洗車の必要の無いまま、レンタル時には完調の状態で車両を受け取れるのがレンタルキャンピングカーの嬉しいところです。
車内の手垢や髪の毛なども、キレイに掃除されて見当たらないでしょう。
当然、冬にはスタッドレスタイヤが装着されています。
さらに、車両はレンタル会社で更新されるので、購入後からの経年劣化を気にすることなく、いつでも高年式モデルに乗ることができるのも、レンタルキャンピングカーならではの嗜みではないでしょうか。

バッグひとつでキャンプも?

ポータブルテレビやキャンピングマット、シュラフ、携帯コンロ等、レンタル会社によってはオプション品が各種取り揃えているところもありますので、それらを利用すれば準備の煩雑さを軽減できます。
また一部のレンタル会社によってはテントやタープ、焚き火台やオーブンなども貸し出しているので、着替えバッグひとつ持ってキャンプへ向かうことも可能でしょう。
いつもと違ったキャンプを試すことができるのも、レンタルキャンピングカーの強みです。

デメリット

キャンピングカーを所持した満足感は得られない

キャンピングカーを借りるだけなので、所有欲が満たされるものではないでしょう。
お出かけの際も他人の車という意識がどこかで潜み、もちろん自動車保険には加入しているものの、運転が緊張してしまったり、キャンプでも過度に車両へ注意を払ったりするなど、精神的な面でストレスを受けてしまう可能性は否めません。

もうひとつ、レンタカーには当然ですが、返却時間というものが設けられています。
キャンプ先で「そろそろ返却時間だな」と時計を見つめなければならない必要性は、キャンプの意義と相反しているようにも思えます。

使用する頻度が高ければ高いほど損である

1ヶ月に1度、2泊3日(8万円、キャブコン、休日料金)の使用で、年間96万円です。
7~8年も利用すれば、そのキャブコンが手に入る金額に達するのではないでしょうか。
車検や保険、メンテナンス費が必要の無い便利なレンタルキャンピングカーですが、ご自身のスタイルに合わせ計画的に利用したいところです。

自分や家族に合った装備や仕様が常に準備されるとは限らない

実際にキャンピングカーを購入する際は、自身の趣味や家族、友人の構成によってシートカスタマイズを行ったり、架装の構成を自分好みに設定、もしくはそれに準じたモデルを購入するはずです。
レンタルキャンピングカーは、ボーリングでいうところのハウスボールのようなものです。
誰にでも使いやすく、中庸的というか、クリアランスが設けられています。
基本的にレンタルキャンピングカーでは一通りの装備を揃えますが、常に自分に合った架装や仕様が準備されているとは限りません。
もちろん、レンタル会社もそれを見越してラグジュアリーや就寝人数を確保したモデル、オプション品を多くラインナップするでしょう。
しかし正月、ゴールデンウィークなどのハイシーズンと呼ばれる人気期間では、レンタル会社の少ない、あるいは会社規模の小さな地域によっては、旅行予定時に必要な車両が確保できないといった事態も十分に起こりえます。