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【MORTEX】モールテックスのメンテナンスはどうすればいいの?

モルタル材によるシックな佇まいとコテの表情が美しいモールテックス。
その質感をいつまでも長く保つために、どのようなメンテナンスを行えばよいのでしょう?

モールテックス製品のお手入れ方法

日常的なメンテナンスについて

モールテックスの仕上げ工程はオイル系とウレタンニス系の大きく2種類に分かれていますが、日常的なメンテナンスに関してどちらも注意すべき点は同じで、付着した汚れを放置せずすぐに取り除くようにしたり、布巾を薄めた中性洗剤の水につけて拭いてあげたり、一般的なテーブルとあまり変わりありません。

水滴は放置すればするほどシミとなる可能性が高くなるため、コップの水滴による輪染みなども、すぐに拭いてあげることが重要です。

ただし一般的な木材のテーブルに比べ、パソコンや仕事机で利用しすると手垢が目立ってきたり、ハンバーガーのソースなどをこぼしてしまうと臭いが残りやすいので、その点については注意が必要です。

ビピュールニスによる仕上げには?

普段のお手入れには薄めた中性洗剤で拭いてあげればOKです。

オイル仕上げに比べてオイルを塗り込む必要はありませんが、およそ10年くらいの使用でニスを剥離して新たにニスを塗りなおす必要があります。

オイル、ワックス仕上げのお手入れには?

オイル仕上げのモールテックスは革製品のようにオイルを含んでおり、このオイルが撥水性を発揮したり汚れの付着を防いでいます。

引用元: laughing-gate.themedia.jp

ピュールニスのようにニスの剥離と塗り直しは必要ありませんが、 このオイルは時間とともにモールテックス内から抜けていくため、オイルモールテックスやレペルオイル、フィニッシュSA、BEALワックス等を定期的に塗り込んであげる必要があります。

引用元: www.tinkshop.jp

仕上がり感や紫外線による黄変への耐性など異なるため、屋内外の用途によって使い分けてみましょう。

レペルオイルが屋外用で、お値段もビールワックスやオイルモールテックスに比べ約3倍と高額です。

水場での使用には?

より高頻度なメンテナンスが必要に!

シャワー室、浴室では、それがいかなる材質の表面であっても、毎日の使用で水に含まれる石灰成分(カルキ)が表面に留まり、さらにその上に様々な汚れ成分(石鹸・汚物など)が付着します。ですから最低週に一度程度の手入れが必要になります。

モールテックスにそのような汚れが付着した場合には、ホワイトビネガーをぬるま湯で薄め(3分の1のホワイトビネガーと3分の2のぬるま湯)を汚れ表面に噴霧し、少し作用させた後、柔らかいスポンジで拭き取ります。

ホワイトビネガーの濃度は、汚れの取れ具合で調整します。まずは低濃度から始め、最大3分の2のビネガー、3分の1の水まで上げることができます。モールテックスと接している水道金具を清掃する際も同じです。

何よりもまず、小さな表面で事前試験をして、安全を十分確かめてから本作業を行ってください。

引用元:o-takahata.jp

水垢には一般的に酢や重曹が効果的とされており、恒久的なシミを作らないためにも一週間に一度は洗浄を行う必要があるとのこと。

一般的な木材製品に比べてメンテナンスがより必要に

とくにオイル仕上げのモールテックスはニスで仕上げた木材製品に比べると多孔質寄りの性質で、手垢の付着やシミの発生頻度が高くなるため、その美しい風合いを保つためには普段からのお手入れがより重要となります。

とはいっても汚れが付いたらすぐに除去する、薄めた中性洗剤の布巾で清掃する、数か月に一度オイルを塗り込むと、そこまで大変なものでもなく、まめな人であれば普段の生活とそこまで変わることもありません。

何かに似ていると思うとまるで革製品のようです。

革製品のように愛着を持って付き合っていくという点では、その手のモノが好きな人にとってモールテックスとは面白いものかもしれません。