小型バイクには黄色のナンバーをつけたものとピンク色のナンバーをつけた二種類が存在します。
50cc~125ccという僅かな区分の中で、これを二つに分ける意味はあるのでしょうか。
また、そのメリット、デメリットとは何なのでしょうか?
二種類の排気量
小型バイクのナンバー色は、
排気量50cc~90ccのものが『黄色』、
91cc~124ccのものが『ピンク』
となっています。
黄色のナンバーはピンクのナンバーに比べて排気量が少ない分、なにか良いことがありそうです。
税金が安いのかも!
黄色ナンバーの軽自動車税は、ピンクナンバーに比べて安く制定されています。
平成28年度だと、
白(原付一種):2000円
黄色:2000円
ピンク:2400円
となっております。
その差400円!
そんなに変わらないですね。
車両価格が安いのかも!
黄色ナンバーの車両はピンクナンバーに比べ、車両価格が安く設定されているのかもしれません。
と、思いきや、
現在黄色ナンバーで新車販売を行っているメーカーは皆無です。
黄色ナンバーって・・・
一昔前は、車台はそのまま50ccのエンジンをスープアップした黄色ナンバーの車両が割と多くラインナップされておりましたが、税金の誤差もさることながら、現在の小型4サイクルエンジンのパワーでは『あえて』70ccや90ccをラインナップするメリットが少ないものと考えたのでしょう。
技術の向上から車体をコンパクトに作れるようになったことも相まって、2サイクルの消滅によって低下したエンジン出力を穴埋めするためのピンクナンバー化ではないのかなと思ったりします。
現在の黄色ナンバーは、おもに50ccバイクにエンジンボアアップ等を施した改造車向けナンバーになりつつあります。