メーカー自らがキャブコンバージョンの金字塔を掲げるモデル
ZiL(ジル)の製造を手がけるバンテック。
他のメーカーでも多くのキャブコンバージョンモデルがラインナップされますが
バンテックならではの強みとはいったい何なのでしょう?
今回はバンテックキャンピングカーのユーザーやファンを中心とした
口コミや評判について見てみたいと思います。
バンテックについておさらい
バンテックは埼玉県の所沢市に本社を置く
キャンピングカーの製造/販売、輸入/販売、パーツ販売を手がける会社です。
街でもよく見かけるキャンピングカーブランドのひとつですね。
ナローボディのバンコン(マヨルカ)や軽キャンパー(ルネッタ)も手がけておりますが
やはり売れ筋となっているのはZiL(ジル)シリーズやCORDE(コルド)シリーズといった
カムロードベースのキャブコンバージョンモデルが大半ではないでしょうか。
どちらもベースボディーは変わりませんが
ZiLは基本的にフル装備、
CORDEは価格を抑えるかわりに、必要な装備をオプションで選択するといった方式がとられています。
バンテックの評判について見てみましょう
前向きな評判について
キャンピングカー業界を全く知らないので、すごく面白かった。NATSとVANTECHを家に帰って調べる! pic.twitter.com/NG5UBnOgCI
— Toru HASHIMOTO@でしゃばりなまつ毛 (@spacevision) 2018年2月4日
ナッツRV(※NUTS)とバンテックは
キャンピングカービルダーでもとくに有名な2社ですね。
採光や利便性を考慮したオシャレな内装デザインが
初めてキャンピングカーに触れる方にも好評のようです。
また、人気のビルダーということで全国ショップでのサポート面での強みや
ユーザーの多さがもたらすパーツ供給やメンテナンスの情報量、カスタマイズの多様性など
オートバイや乗用車と同様に、キャンピングカーを長く乗る上で便利な場面も出てくるでしょう。
欧州車を意識した内装は、国内の競合と比べて頭一つ、二つ先行していると思います。特に、マルチルーム、キッチン、ダイネットの設計は素晴らしいの一言。この点において言えば、欧州車と比べても、遜色なく仕上がっています。私的には、国内のビルダーの多くが、空間や、インテリアデザインにほとんど力を入れていないように思え、そのことが不思議でなりません。
引用:Owned Media
こちらはZiLを購入された方の半年経過インプレッションです。
写真もたくさん掲載されていますので
空間設計や証明・インテリアのデザインといったバンテックの強みや魅力が
メーカーホームページ以上に伝わってくる内容ですね。
一部気になる点もあるようですが・・・
売れる理由がなんとなく分かってきますね。
こちらはおなじみバンテックのZiLシリーズ。
これはZiL520かな。
オプションでBS・CSフルオートアンテナが用意されているところにテレビっ子としては大いに惹かれるところ(笑)。
今度、お店でゆっくり話を聞くことになりました。 pic.twitter.com/GbXxfmVHkv— SBOK (@sbok_) 2015年3月16日
キャブコンバージョンクラスの購入を検討されている方の多くが
一度はバンテックのモデルを調べられるようです。
定番と呼ばれるからには
ユーザーに支持され続ける他には無い何かがあるはず。
流通台数が多いため、中古車でもいいから見てみたいという方は
フジカーズジャパンやRVランドといった
キャンピングカー専門店をのぞいてみるのも良いかもしれません。
エントランス付近で完結
私たちの使い方には、これがすごくマッチしてます。キャンプや釣りなど外遊びの時に、ほとんどエントランス部分で用事が済みます。さらにコルドリーブスの場合、FRPの土間になってるため、キャンプならサイトの一部として使うことができるのが本当に楽チン。
こちらは様々なビルダーモデルを検証され
最終的にコルドリーブスの購入をされた方のブログです。
購入前の比較や納車後の経過など、注意点などなど
キャンピングカーの購入を検討されている方にとってはとても参考になるかと思います。
あと、バンテックのキャブコンのデザインセンスは、ヨーロッパのキャンピングカーの質感に近いですね。室内のスイッチ関係はヨーロッパのキャンピングカーに使われているものと同じですし、コンセントもお洒落なシンプルなもので家のコンセントのようなものと違っています。
家庭用エアコンもZIL5、ZIL522はエアコンカバー付きでインテリアとの調和を図っていますし、いい加減なところは本当に少ないと思います。
こちらもZiLオーナーさんの運用日記です。
ZiLの洗車対策のほか、エアコン性能や
ソーラーパネルの発電量問題などを検証されています。
コーキングの少ない一体型成型や
内装のデザインはやはり人気モデルの作りを感じさせてくれるところですね。
後ろ向きな評判について
これを見に来たー。バンテック社のCyda(シーダ)ー。さすがのクオリティだわ。でもやっぱそれなりに値段するわ… pic.twitter.com/BKgtgHGzUk
— モルぞう (@moruzou7500) 2016年11月5日
各オーナー様の日記を拝見すると・・・不満らしい不満がほとんど見当たりませんが
一点、価格が他社の同カテゴリに比べ高めなくらいではないでしょうか。
キャンピングカーの横転事故。バンテックのジル。やっぱり後輪シングルタイヤは怖いなぁ。ジルクルーズはエルフベースだから後輪ダブルタイヤ。高いけど買うならこっちだよなぁといつも思ってる。犬がいるとエンジン止めてもエアコン効くキャンピングカーって魅力なんだよなぁ。
— 高田のババァ (@RabbitRhubarb) 2018年8月7日
台数が多いためか、痛ましいキャンピングカーの事故に映る車種はZiLの頻度が高くなっておりますが
それはバンテックだから、という問題ではないはず。
キャブコンバージョンは居住快適性を得るかわりに、どうしても走行安定性が犠牲となるため
タイヤの交換をはじめとしたメンテナンスや安全運転など、
走行準備や行き帰りこそ、最大限の注意を払うべきでしょう(バンコンでもそうですが)!
下記事ではバンテック・キャンピングカーのラインナップを集めましたので、あわせてご覧下さい。
https://campingcar.xyz/vantech_campingcar/