カテゴリー
キャンピングカー関連

キャンピングカーの内装いろいろ

世のキャンピングカーには、一体どんなものが搭載されているのでしょうか?
もっとも、一般的に用いられている内装用品をピックアップしてみました。

キャンピングカーの内装いろいろ

冷蔵庫


サブバッテリーで稼働する冷蔵庫です。
自動車用と侮ることなかれ、熱効率のよい上蓋式冷蔵庫はものを凍らせるほどの威力があります。
とくに稼働時間に限りあるクーラーボックスに代わり、材料や飲料を保管するための夏場の強い味方となるでしょう。
こまめに清掃して清潔に保つようにしないと、あっさりカビが生えてしまいます。

特に夏場のキャンプで気を付けたいのが、食材鮮度の低下の原因による食中毒です。
手洗いと調理器具の消毒にくわえ、新鮮な食材にしっかり火を通すことが予防のポイントとなります。

キャンプと料理は切っても切れない間柄なので、食材の鮮度を保つ冷蔵庫はキャンピングカーでも需要の多い装備ですね。

シンク、ギャレー


給水タンク、排水タンクと接続されたシンクは、サブバッテリーと接続した電動ポンプの力で水場として機能します。
水場から離れた場所や、そもそも水場の存在しない環境で大きな威力を発揮します。

ガス、IHコンロ


ガス台そのものを備え付けたモデルもありますが、基本的にキャンピング車登録した車両は携帯コンロを置くためのスペースが設けられておりますので、そちらを用いることが多いようです。
風が強くて火が立たない時や、降雨時には車内でお湯を沸かしたり、簡単な調理ができて便利です。
ガスを使う際は、必ず換気するようにしましょう。
それと、言うまでも無く車両走行中の使用は厳禁です。

キャンピング登録車には炊事台が備わっているので、無理なくコンロを利用できる点が便利です。
内装や小物に火が移らないよう、コンロを使う際は細心の注意を払ってください。

固形燃料を使用するアイデアも良いですね。
ただし、固形燃料は少なからず煙が発生するので、換気は怠らないようにしましょう。

サブバッテリー


現在のキャンピングカーは自動車を動作させるためのメインバッテリーと別に、水道のポンプや冷蔵庫を動かすための専用バッテリーを持たせ、利便性が大きくアップさせたものが出回っております。
消費した電力は、車両走行による充電や外部電源から補てんすることができます。
エンジン始動を担うメインバッテリーの電力低下の心配が無くなることから、サブバッテリーは多くのビルダーモデルで採用されている機構です。

サブバッテリーは単純にもう一つバッテリーを載せれば良いというものではなく、走行充電器やアイソレーターとの接続など意外に複雑な機構が必要となるため、わりと高価な導入料金だったりします。
お値段は工賃込みで十数万円ほどでしょうか。
それでも、お値段に見合う恩恵というものは計り知れないものです。

インバーターを経由して家庭用コンセントのように電力を取り出すこともできます。
ノートパソコンの充電や液晶テレビの視聴もできちゃいます。
ちなみに電気毛布の消費電力は強ダイヤルでも30ワット(風呂の電球)程度とかなり低いので、サブバッテリー+電気毛布の組み合わせは冬の一部オートキャンパーの鉄板装備でもあります。

カーテン

カーテンは目隠しの他、車中泊において車内保温の役割も果たすものです。
ウインドウスクリーンと併用すると断熱効果がさらにアップするでしょう。

スモークシートだけでは室内ライトで外から車内が丸見えになるため、車中泊を行う上でカーテンは必要不可欠なものです。
カーテンを付けていないキャンピングカーを探すとなると難しそうです。

一般的に自動車そのものがプライベートな空間という位置付けなうえ、キャンピングカーという特異な使命を持って製造されたからには着替えや就寝にも利用しやすいようカーテンを付けるのは必然なのかもしれません(キャブコンは除く)。

フラットシート

 


快適な車中泊を行ううえで、フラットなシートは欲しいものです。
家のマットを敷いて何とかなったりすることもありますが、それほどのマットになると就寝時以外ではかさばるため、フラットシート機能が備わっているのであれば利用したいところです。
マットを収納、展開するための面白い仕掛けがしてあったり、限られたスペースを有効活用する架装メーカーの腕の見せ所といっても良いでしょう。

テーブル、サイドボード

バンコンクラスだとベッドスペースのマット台を兼ねるケースも多いテーブル、サイドボードです。
確実に落下するので、走行中はテーブルの上にものを乗せないようにしましょう。

室内ライト

ベースモデルのルームランプとは別に、きちんと『室内灯』として利用できる明るさを持ったライトや、補助ランプを搭載したモデルが基本です。

収納スペース

キャビネットのオシャレなデザインと配置は架装メーカーの腕の見せ所でもあります。
メーカーは車内設備と気の利いた収納スペースを両立させるために日々頑張っています。
きしみ音を限界まで減らすよう設計、取り付けられるため、架装の取り外しは、モデルにもよりますが基本的に個人の手に負えるものではないと思ってください。
電話や財布が落ち込みそうな隙間は、あらかじめしっかりと塞いでおきましょう。

空調ファン、ルーフベント、車内ヒーター

排気、吸気を切り替える天井換気扇が便利です。
扇風機ぐらいの静かさなので、夏場の就寝時や、車内でコンロを使用する際に回すと熱やガスがこもらずに車内の空調が整えられます。
エンジンヒーターの配管を後部架装の下部に取り回し、後部の人も足もとが暖かい気の利いたヒーターを持つモデルも多いです。

FFヒーター

車のエンジンヒーターは本来、就寝時に稼働させるべきものではありません。
FFヒーターは車のエンジンヒーターに代わって、燃料から熱を発生させるものです。
LPガスとガソリンを使うものがありますが、現在ではガソリンFFヒーターが一般的でしょう。
冬の車中泊で強力な味方になります。

シャワー、トイレ

キャブコンやバスコンの一部モデルに、温水シャワーやトイレを備えたものが存在します。
シャワー施設やトイレの無い、野営キャンプなどで活躍しますが、ほとんどのオートキャンプ場に備わっていたり、周辺施設で代替えできる状況ですので、キャンプ場利用者はあまり重視しない方が多いようです。
またグレータンクやブラックタンクと呼ばれる汚水タンクの処理やメンテナンスを考えると、手間のかかりそうなものです。