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放置バイクについて

車検、自賠責保険が切れている!

排気量が251cc以上で2年以上放置した車両は、車検と自賠責保険が俗にいう「切れている」状態なので、そのままでは公道を走行することができません。
公道を走行するためには車両検査の更新(車検)と、自賠責保険の加入が必須となります。


無車検、無保険で公道を走行すると、それはもういろいろと大変なことになるので絶対にやめましょう。

ナンバーのシール、車検証、車両保険証で確認

車両検査の満了日と自賠責保険の期限がそれぞれ車検証、自賠責保険証に記載されていますので、まずは車検と自賠責保険が残っているか確認してみましょう!
車両検査の有効期間24ヶ月に合わせて自賠責保険も同様に24、25ヶ月契約を行う場合が大半ではないでしょうか。
これらが切れていなければ、車両に問題が無ければ公道を自走することができます。
これらが切れていた場合、仮ナンバー車両を除き、車両を公道で走行させてはいけません。

業者に連絡

車検の代行をお願いする際に、車検や自賠責保険の切れた車両は公道上を自走できないので、信頼できる整備士にお願いして整備場まで移送、メンテナンスをお願いするのがもっとも手っ取り早くバイクを復活させる方法ではないでしょうか。
自動車の整備工場にお願いしても良いのですが、個人的には何かとケチをつけてくることもある車両検査士に圧倒的情報、バイクのノウハウで噛み付いてくれるバイク屋さん、バイクを購入したショップ等にお願いすると、スムーズに検査をクリアできる可能性が高くなります。

私が自動車整備士さんに車検代行をお願いしたときは、プロによる整備が行われたうえで検査士に「ウィンカーを点灯させた時、ほんのわずかにヘッドライトが息づく」という指摘をされたのですが(SV1000S)、自動車整備士さんと仲の良いバイク屋さんが代わりに車検場に持っていっただけで検査を通過したという事例があります。

「この年式のデュアルライトは息づくものなの!それでも検査士かぁ?」

という、なかなか過激なやりとりがあったそうです。それが正しいのかどうかはともかく、とても頼もしく思えたところです。

自分で車検を通すこともできます!

ご自身で自賠責保険に加入し、書類を準備、仮ナンバーを取得して車検場まで持っていくユーザー車検という方法もあります。
自動車に比べて整備箇所の少ないオートバイならチャレンジしやすいですね。

「ユーザー車検」等で検索をかけていただければその方法がズラリと出てきます、が、機械に自信が無かったり、工具が揃っていなかったり、日常整備やミーティング等でお世話になっているショップがあるのであれば、お付き合いという観点から代行をお願いしたほうが、お互いに良い関係を保てるのではないでしょうか(欲しかった車両を引っ張ってきてくれたりとか!)。

サイレンサーを交換している車両は、たとえ適合品であったとしても消音器、ウールの経年劣化や焼失によって車検に弾かれる可能性があります。
そんなときのために純正サイレンサーとガスケットを準備しておくとスムーズに車検をクリアできますよ!

純正サイレンサーをお持ちでなければおおよそ同年式、同カテゴリーで流用されている場合が多いので(SV1000であればTLS、TLRが共用サイレンサーだった記憶があります)ヤフオク等で入手しておき、気分で付け替えてみるのもフィーリングが変わったりして面白いものです。

ちょっとくらいの傷さえ気にしなければ格安で入手できますよ!