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軽キャンピングカー特集

最近では軽キャンピングカーがぐんぐんと売り上げを伸ばし、バンコンの人気に差し迫りつつあります。
各ビルダーも改良を重ねたニューモデルを次々と発表し、雑誌やウェブでもユーザーの楽しそうなレビューが散見できるようになりました。

軽キャンピングカーのすすめ

軽キャンパーとは

長さ3.40m以下、幅1.48m以下、高さ2.0m以下の車両寸法かつ、排気量が660cc以下の3輪、4輪自動車を軽自動車といいます。
この軽四輪自動車の荷台に居住用の架装を積載したり、ワンボックスの内装を改造してキャンピング性能を付与したものが、軽キャンピングカーと呼ばれるものです。
このページをご覧になっているということは、軽キャンピングカーにちょっと興味がお有りなのかもしれません。
一体どこに興味が湧いてきたのでしょうか。
窮屈そうに感じる一方で、なんとなく使いやすそうというか、肩肘張らなくてよさそうとか、そんな感覚がふわふわと漂います。
どのようなメリット・デメリットがあるのか見てみましょう。

メリット

価格が安い

軽キャンパーのお値段は、最新モデルの新車価格でも300万円を切ることがほとんどです。
200万円台のモデルもちらほら存在します。

維持費が安い

軽自動車なので燃費は良好、税金などの年間維持費も格安です。
タイヤや、オイルといった消耗品の価格も、普通車と比べるまでもありません。

取り回しやすい

軽量コンパクトなので狭い山道でも取り回しやすく、扱いやすいのが軽キャンパーの良いところ。
例えば釣りなどの狭所走破性や機動性が必要な趣味との相性も、非常に良好ではないでしょうか。
個人的にはキャンピングという用途よりも、キャンプもこなしてくれる、アウトドア・ギアのような響きが似合うと思います。

普段乗りに切り替えて使える

架装を満載、固定するモデルよりも車中泊を重視して車内を広くとったものが多く、つまりはキャンプ用品を下ろせば普段使いの一般車として扱えるメリットも備えると言えます。
一見普通の軽自動車のようでキャンピング用品を積むと、頼りがいある相棒に変身するのが軽キャンパーの良いところでしょう。

デメリット

狭い

取り回しで長所だったコンパクトさは、積載や居住スペースが重視されるキャンピングカーではそのまま短所となってしまいます。
車中泊が前提であれば、基本的に利用人数は大人2人程度と捉えた方が良いでしょう(4人就寝が可能なモデルもあるにはあります)。
圧迫感からくる疲れというのも、長期間の利用では見過ごせない点です。

長距離移動、長期滞在に不向き

あたりまえですがエンジンと車体が小さいので、遠方へ長期間の旅に出る使い方には関しては、どうしてもキャブコンやバンコンに比べて快適性が落ちてしまいます。
小さなエンジンが出力を得るためにはとにかくエンジンを回転させなければならず、そこから発生する振動や騒音に加え、車体の狭さやローリングによるストレスも長距離移動での疲労要因となるのです。

軽キャンパー最新モデル

いくつかのモデルを並べてみます。
皆様はどれがお好みでしょうか。

ナッツRV:スピナ
http://nutsrv.co.jp/renew2014/product/spinach.html
バンテック:ルネッタ
https://www.vantech.jp/lineup/lunetta/index.html
フィールドライフ:バロッコ
http://www.fieldlife.co.jp/new_cars/new_balocco/index.htm
フィールドライフ:コング
http://www.fieldlife.co.jp/new_cars/new_kong/index.htm
フィールドライフ:ココワゴン
http://www.fieldlife.co.jp/new_cars/new_cocowagon/index.htm
フィールドライフ:ココバン
http://www.fieldlife.co.jp/new_cars/new_cocovan/index.htm
TOWA:インディ108

インディ108(INDY 108)


TOWA:N-BOX+108
http://towa-motors.com/lineup/nbox_108.html
トイファクトリー:TOY’S BOX MINI
http://www.toy-factory.jp/lineup/2016/01/toys-box-mini.php
レクビィ:AC
http://www.recvee.jp/01_camper/01_line/10_ac/index.html
レクビィ:EC
http://www.recvee.jp/01_camper/01_line/26_ec/index.html

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キャンピングカーと運転免許

キャンピングカーを想像されると、大きなキャンピングカーを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
キャンピングカーのベース車両には、大きな居住架装を積載するために、トラックやマイクロバスが選ばれることが多いのはご存知の通りです。
バンコンのベース車両で最近人気のハイエースでさえ、14人乗りのモデルが存在するほどの大きさです。

それらは一般的な普通免許で、どこまで運転することができるのでしょうか?
重量や積載、搭乗人数、けん引の免許等、さまざまなキャンピングカーを運転する上で必要となる免許についておさらいしてみましょう。

キャンピングカーの運転に必要な免許

普通自動車で運転ができそうなキャンピングカー

平成29年1月時点の運転免許制度上の区分について、以下のものが普通自動車とされています。

”道路交通法で、大型自動車・中型自動車・大型特殊自動車・自動二輪車・小型特殊自動車以外の自動車。車両総重量が5トン未満、最大積載量が3トン未満、乗車定員が10人以下の四輪車がこれにあたる。道路運送車両法では、小型自動車・軽自動車・大型特殊自動車・小型特殊自動車以外のものをいう。バス・大型トラック・大型乗用車などがこれにあたる。普通車。”

引用:コトバンク デジタル大辞泉

とのことです。

ここでよく見てみると、車幅や全高、全長についての条件が記載されていません
乗車人数と重量が記載されているのみです。

これにより、実はバンコンや軽キャンピングは当然ながら、キャンピング仕様によって搭乗者人数(車検証記載)の減ったマイクロバスベースのバスコンや、積載スペースが居住空間に改造されたビッグサイズのキャブコンなど、日本にある多くのキャンピングカーの運転資格が現在の普通免許でカバーできてしまうのです


ナッツRVリークⅡのようなハイエーススーパーロングほか、キャラバンベースのバンコンはもちろん、


バンテックZiLのようなカムロードベース(クルーズモデルはエルフ)のキャブコンや、



RVランドのランドホームコースターフィールドライフ・ルーツ6.6のようなマイクロバスベース、コースター、シビリアン、ローザ等、本来ならば純正中型免許が必要になる車両でさえ、乗車人数を制限したキャンピング仕様によって普通免許で運転することが可能です。

車両総重量が5トンを超えるようなキャンピングカーは輸入モデルの中でもごく一部に限られるので、キャブコンやバンコンご購入を検討中ながらも、運転免許でお悩みの方はホッとしたのではないでしょうか。


画像は輸入キャンピングカーの代理店、バーストナージャパンのホームページより。
フィアット・デュカトキャンパーベースのグランドパノラマi915G
乗車人数6名、最大重量がギリギリ5トンいくかいかないかなので、運転するのに骨が折れそうですが普通自動車免許で運転できます。
価格は税込みで2000万円超え!

準中型免許の新設にご注意!

平成29年3月12日に施行予定の準中型自動車免許の新設により、以降の普通自動車免許の総重量が3.5トン未満、最大積載量が2トン未満に変更される予定のため、平成29年3月12日以降に普通自動車免許の取得を予定される方は、その普通免許でそのほとんどが3.5トンを超えるバスコンモデルを運転することが不可能となります。

カムロードベースやハイエースベースのキャブコンモデルであればおおよそのモデルが総重量3.5トン未満に収まるのですが、フィアットデュカトベースの輸入モデルや、いすゞのエルフや専用車両のビーカムといった一部のトラックベースのキャブコンついては、重量によって運転が不可能になったり、装備が厳しく制限されモデルの選択肢が狭まってしまうことになるでしょう。

もうすぐ18歳を迎えるキャンピングカーに興味のある方や、今まで自動車免許が必要なかったけれどキャンピングカーに興味を持ち、これから免許の取得を考えている方にとって、今回の準中型の新設はキャンピングカー界隈にとっての大きなボーダーラインとなりますので、早めに取得されることを強くオススメします。

キャブコンやバスコンを購入する気が無くとも、家族や知人のキャンプに同行した際、キャンピングカーを運転できるかできないかの差は大きなものだと思います。

ZiLの特別モデル520クルーズにも採用されるエルフ2トンは、カタログ上4,825kgの総重量が設定されています。カムロード(トヨタダイナ1トン)は総重量3.5トン。

 

けん引免許でけん引が可能になるキャンピングトレーラー

キャンピングトレーラーの購入を検討されている方は、けん引免許の必要性を感じているかもしれません。

自動車により重被牽引車(車両総重量が750kgを超えるトレーラー)をけん引する場合、けん引免許を受けなければなりませんが、車両総重量が750kg以下のトレーラーであれば、けん引免許が必要ないのです

「けん引免許の必要ないトレーラーなんて、大したこと無いだろう」

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、自動車のおもな重量物や圧迫物であるエンジンや駆動装置、キャブ(運転席)の存在しない750kgフルサイズのトレーラーというものは想像以上で、その大きさは200系ハイエースのスーパーロングに匹敵するサイズです

ハイエーススーパーロング、専用シャシーで低床、しかもキャブやエンジンスペースの無いどんがらであることを考えれば、その広さは想像できるでしょう。

画像はインディアナRVより、フランス トリガノ社製の輸入トレーラー:アンタレス390

自走機関が付いていないので、税抜き2,780,000円とハイエースバンコンよりも広くてなおかつ半額で購入できちゃいます。

問題点があるとするなら、救急車サイズのトレーラーを保管するスペースと、その巨体をけん引するために必要な技術ですが、意外になんとかなるものです。

本体価格や年間維持費も自走式キャンピングカーに比べ安いため、750kg以下のキャンピングトレーラーは少しずつ人気を伸ばしつつあるようですね。

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キャンピングカーのレンタル

キャンピングカーを実際に使ってみたいけれども、高価な買い物だから失敗したくない。
キャンピングカーを購入したいけれども、車両の保管やメンテナンスを思うと億劫で、購入の決心ができない。
バンコンとキャブコン、軽キャンパー、いろいろモデルがあるけど、自分に合っているモデルって何なのだろう。
年に数回しか使わないから、購入を躊躇してしまう。

そんなキャンピングカーの購入、入手に関して不安が付きまとっている方は、まずキャンピングカーをレンタルしてみて、実際に数日間運用してみることをオススメします。
ここではバンコンとキャブコンに焦点を当てて、レンタルと購入シーンを比較してみましょう。

レンタルキャンピングカーのすすめ

メリット

色々なモデル、装備が試せる

キャンピングカーのお試しという側面で見れば、レンタルは強力な味方となるでしょう。
バンコンのシートレイアウトで悩んだり、キャブコンの架装で必要なものを確認したい時、気軽に色々と試すことができるのがレンタルの良いところです。
キャンピングカー購入のシミュレーションに、活用してみてください。

使用頻度が少なければ少ないほど安く感じる

キャンピングカーのレンタル費用は、車体の購入費用に比べれば安いものですが、それでも2泊3日で約6万円(バンコン、休日料金)ほどと、一般的なお金の価値としては決して安くありません。
一年で5回レンタルすれば、年間30万円です。
とてつもなく乱暴な計算ですが、10年利用すれば中古のバンコンが、20年利用すれば600万円で上位のバンコンが1台購入できる金額になります。

はたしてこれは安いのでしょうか、高いのでしょうか。

バンコンを20年維持する金額は人によって大きく異なりますが、安めに見積もって保険代(年間30000円)と税金(年間15000円)、車検代(年間30000円)、駐車料金(年間30000円)、合計105000円×20年で、210万円が車両の維持に必要となります。

車両価格と維持費を合わせた価格を810万円とすれば、『2泊3日の年間5回レンタルを27年間』続けて車両購入と同等、という乱暴な計算となりました。

バンコンであれば常用車として乗り換えれば維持費はチャラですが、キャブコンとなると210万円よりもさらに高い維持費を、お手持ちのマイカーと別に支払うことになるでしょう。

所有の価値観を考えると話が難しくなりますが、単純な金額だけ見れば、使用頻度が少なければ少ないほど、総合的に安くなるのがレンタルキャンピングカーのメリットでしょう。

バンコンで日常仕様と兼ねて、休日もキャンプ三昧であるのなら、車両を購入したほうが間違いなくオトクです。
逆にキャブコンが必要でありながら、2ヶ月に1度乗るか乗らないかであれば、レンタルで十分だと私は考えます。

メンテナンスの必要が無い

レンタカーは車両を一時的に借りるだけなので、自動車税や自動車保険を払う必要はありませんし、駐車場スペースや駐車料金も必要ありません(コインパーキング代は必要になるかもしれませんが)。
そのほか車検やオイル&消耗品交換も必要なく、洗車の必要の無いまま、レンタル時には完調の状態で車両を受け取れるのがレンタルキャンピングカーの嬉しいところです。
車内の手垢や髪の毛なども、キレイに掃除されて見当たらないでしょう。
当然、冬にはスタッドレスタイヤが装着されています。
さらに、車両はレンタル会社で更新されるので、購入後からの経年劣化を気にすることなく、いつでも高年式モデルに乗ることができるのも、レンタルキャンピングカーならではの嗜みではないでしょうか。

バッグひとつでキャンプも?

ポータブルテレビやキャンピングマット、シュラフ、携帯コンロ等、レンタル会社によってはオプション品が各種取り揃えているところもありますので、それらを利用すれば準備の煩雑さを軽減できます。
また一部のレンタル会社によってはテントやタープ、焚き火台やオーブンなども貸し出しているので、着替えバッグひとつ持ってキャンプへ向かうことも可能でしょう。
いつもと違ったキャンプを試すことができるのも、レンタルキャンピングカーの強みです。

デメリット

キャンピングカーを所持した満足感は得られない

キャンピングカーを借りるだけなので、所有欲が満たされるものではないでしょう。
お出かけの際も他人の車という意識がどこかで潜み、もちろん自動車保険には加入しているものの、運転が緊張してしまったり、キャンプでも過度に車両へ注意を払ったりするなど、精神的な面でストレスを受けてしまう可能性は否めません。

もうひとつ、レンタカーには当然ですが、返却時間というものが設けられています。
キャンプ先で「そろそろ返却時間だな」と時計を見つめなければならない必要性は、キャンプの意義と相反しているようにも思えます。

使用する頻度が高ければ高いほど損である

1ヶ月に1度、2泊3日(8万円、キャブコン、休日料金)の使用で、年間96万円です。
7~8年も利用すれば、そのキャブコンが手に入る金額に達するのではないでしょうか。
車検や保険、メンテナンス費が必要の無い便利なレンタルキャンピングカーですが、ご自身のスタイルに合わせ計画的に利用したいところです。

自分や家族に合った装備や仕様が常に準備されるとは限らない

実際にキャンピングカーを購入する際は、自身の趣味や家族、友人の構成によってシートカスタマイズを行ったり、架装の構成を自分好みに設定、もしくはそれに準じたモデルを購入するはずです。
レンタルキャンピングカーは、ボーリングでいうところのハウスボールのようなものです。
誰にでも使いやすく、中庸的というか、クリアランスが設けられています。
基本的にレンタルキャンピングカーでは一通りの装備を揃えますが、常に自分に合った架装や仕様が準備されているとは限りません。
もちろん、レンタル会社もそれを見越してラグジュアリーや就寝人数を確保したモデル、オプション品を多くラインナップするでしょう。
しかし正月、ゴールデンウィークなどのハイシーズンと呼ばれる人気期間では、レンタル会社の少ない、あるいは会社規模の小さな地域によっては、旅行予定時に必要な車両が確保できないといった事態も十分に起こりえます。

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予算に応じたキャンピングカー選び

一昔前はとても高価なイメージのあるキャンピングカーでしたが、キャンプ場の設備が充実したり、キャンプそのものの形態が多様化してきたことから、近年はバンコンや軽キャンピングが人気を集めるようになり、現在では必要性の低い装備を省いたお求めやすい価格のモデルを、各ビルダーが注力してラインナップしているところです。

その一方で、1000万円を超えるような本格モデルも次々と新型が登場し、順調に売り上げを伸ばしています。

もともとひとつのカテゴリに絞っても、装備やオプションによって大きく価格が変動するキャンピングカー市場ではありますが、ざっくりと予算に応じ、おおよその範囲で購入できるカテゴリやビルダーモデルを見ていきましょう。

お財布と相談して選びたいモデル

100万~300万円

軽キャンピングの新車が購入できる価格帯です。
ビルダーがメインに据える軽キャンパーモデルの価格帯は快適装備込みで200~300万円ほどですが、比較的ライトチューンの軽キャンパーであれば、200万円以下で新車を入手できたりもします。
軽乗用車の上級グレードが200万円するこのご時勢に、キャンピングにも、アウトドアレジャーにも、日常使用にも使えてこの価格なら、人気が出てくるのもうなずけます。

株式会社岡モータース:ミニチュアクルーズ

岡モータースのホームページより。
お値段は税込1,782,000円から。
一見シンプルな外観の軽バンのようですが・・・・・・

 

インテリアは一変してムーディーに。
クルーズの名を冠する通り、軽キャンパーにグランピング(グラマラス+キャンピング)のテイストをプラスしたデザイン。
とても洗練されていて、おしゃれです。

 

装備も豪華でありながら、ゴテゴテしてない洗練されたデザインですね。
メーカーHPに大きな画像が他にもたくさんありますので、ご覧になってみてはいかがでしょうか。

 

株式会社ホワイトハウス:Hobio MYBOX

ホワイトハウスHPより。
お値段は税抜き1,620,000円から。
本格キャンピングやアウトドアレジャーのギアとして活躍してくれそうな雰囲気ですね。

 

フル装備のLarge BOXは税抜き2,310,000円から。
FFヒーターやサブバッテリー、サイドオーニング、ホップアップルーフと、すぐにアウトドアに持って行きたい装備が目白押しです。
これでもかというくらいに装備が充実しています。

 

株式会社ホワイトハウス:N BOX NEO

ホワイトハウスHPより。
こちらはホンダのNBOXがベース車両になっています。
カジュアルなデザインで街乗りに寄せたテイストですね。
ポップアップルーフ無しのHOT Packageは1,799,000円で、フル装備のPOP HOT Packageは税抜き2,498,000円からとなっています。
HOT PackageシリーズにはサブバッテリーやFFヒーターが付いてくるのがうれしいですね。

 

いかにもキャンピングな雰囲気が苦手な人に受け入れられそうなデザイン。
装備は本格ながらも、日常使用もオシャレにこなしたい方に良さそうです。

 

 

その一方で、300万円以内で購入できるバンコンも。

stage21:リゾートデュオ エヴァリア

Stage21ホームページより。
ベース車両はNV200日産バネットです。
お値段は265万円から。
軽キャンパーとほとんど変わらないお値段で、ゆとりのスペースが手に入っちゃいます。

 

ギャレーや冷蔵庫を省いたシンプルな架装ですが、就寝スペースや収納スペースはしっかりとしています。
必要に応じてカスタムしていきたいですね。

 

リーズナブルながらも電子レンジやインバーター、クーリングキットが付いており、キャンプや車中泊を便利にしてくれそうです。

 

ANNEX:FAMILY WAGON SS

ANNEXのHPより。
ベース車両はNV200日産バネットです。
本格キャンピングカー(厳密には違いますが)を300万円で購入できるという驚きのモデル!

 

ダイニングテーブルやシェルフも備え、本格バンコンと異存ない仕上がりのよう。埋め込みのLEDが良い雰囲気出してます。

 

まさかのギャレー、サブバッテリー付き。
オプションでAC100Vや、小型ですが冷蔵庫も積載できます。

 

ANNEXのカタログより抜粋。
本体価格は、なんと税込2,919,000円です。
もろもろの諸費用を含めると300万円を超えてしまいますが、それでもANNEXブランドのバンコンがこの価格で手に入るのは、素直に驚きです。
+90万円で合計4人就寝が可能なエレベータールーフ付きのモデルもあります。

 

 

けん引免許を必要としない750kg以下のキャンピングトレーラーも、意外に300万円以内で入手できるものが多くて驚きます。
船外機を付けボートとして利用できるものや、軽自動車でけん引できる軽量コンパクトなものなど、トレーラーならではの独特な世界が広がる世界ではないでしょうか。
750kgいっぱいいっぱいのサイズのトレーラーは、4~5人の就寝に対応する驚きの容量を持ったりもしています。

軽自動車でもけん引ができる、バンショップミカミ:CORO

バンショップミカミHPより。
価格はおおよそ130万~160万円ほどです。
軽自動車でも牽引できるよう、軽量&コンパクト(全長3,400mm×全幅1,470mm、車重450kg)に設計されています。
そんなに小さくて大丈夫なのかという心配もありますが、

 

居住専用のシャシーと架装なので、エンジンや駆動部品に圧迫されることもなく、思ったよりも空間にゆとりがあります。
アルミとFRPの複合ボディは断熱材も組み込まれているので、ロースターのようになる心配も無いでしょう。
あとはトレーラーの保管場所さえ確保できれば、取り回しやすくてとても使い勝手がよさそうな感じがグッド。
サイズが小さいので、トラクターやコンバインが納まるサイズの納屋に入りそうです。

 

ホップアップルーフで4人就寝も可能。
全高も2,450mmにアップし、開放感が広がります。
キャビン(運転席)が存在しないので、コンパクトサイズながらギャレーの設置も余裕です。

 

FFヒーターやソーラーパネル、インバーター等の標準装備がうれしい輸入キャンピングトレーラー、インディアナRV:アンタレス390 Vエディションプレミアム

インデイアナHPより。
フランス トリガノ社製の輸入トレーラー:アンタレス390です。
車両重量が750kgなので、けん引免許が無くともけん引が可能です。

 

輸入取扱インディアナRV社ならではの、オリジナル装備も付いてきます。
このほか災害時の長期利用も見越してさまざまな基本装備が導入されるほか、オプション装備もかなり充実しておりますので、ユーザーの趣向に合わせた好みの一台に仕上がりそうです。

 

けん引免許を必要としない車両とはいえ、750kgフルサイズのボディはかなり大柄です。
そのボディーサイズは200系ハイエースのスーパーロング(ワイドボディ、ハイルーフ)と、ほぼ同格。
救急車に匹敵するサイズなので、けん引するにはすこし慣れが必要かもしれません。

 

大柄なボディーだけあって、広さはかなりのもの。
トイレ、洗面台、ワードローブ、常設のダブルベットに、テーブルとソファが組み付けられています。
少し見にくいですが、レイアウトの青い部分はダブルサイズのベッドです。
欧米基準で作られているので就寝スペースが大きく、就寝時(右図)にはこのベッドが2床展開して広々と眠ることができます。

 


価格は税抜き2,780,000円。
キャブコンの半額以下で、それに近い装備を手に入れることができます。
キャンピングトレーラーは日本ではあまり浸透していないため、導入に踏み切るのはなかなか難しそうですが、ボート等をお持ちでけん引に慣れた人なら、同じ要領で不自由なく取り回せそうですね。

 

300~600万円

バンコンやコンパクトキャブコンが新車で購入できる価格帯です。
比較的新しい中古キャブコンやバスコンも、この価格で入手ができそうです。
少し高めのセダンと同じ価格帯で手の出しやすい現実的、一般的な価格帯ではないでしょうか(上下で300万円離れていますが・・・)。

標準で断熱材加工、家電、FFヒーターと便利な装備品が付いて300万円台のstage21:リゾートデュオ ユーロNV200

Stage21ホームページより。
NV200日産バネットベースのリゾートデュオ ユーロNV200です。
同社モデルのエヴァリアに、便利+快適装備をプラスしたモデルです。
それでありながら価格は350万円からと、バンコンにしてはかなりリーズナブルな価格ではないでしょうか。
スーパーロングのハイエースより、街中で取り回しやすいのも良さそうです。

 


ユーロNV200は冬のキャンパー人気No.1装備、FFヒーターが標準装備されます。
また、クーリングシステム『冷え蔵X』なるものが搭載され、さらに断熱材加工も標準でついてくるので、冬のFFヒーターもそうですが、夏の暑さに強いのもありがたいです。
ホップアップルーフも装備されており、4人で就寝が可能です。

必要な機能や装備をオプションで用意すると、だいたいHPに掲載されたメーカー価格からかけ離れるものです。
しかしユーロNV200は、金額の高いオプションがそもそも標準装備として用意されているので、現実と乖離することが少ないのが良いですね。

500万円以下で購入できる標準的なハイエースバンコンではないでしょうか。ナッツRV:リークⅡ

ナッツRVのHPより。
ハイエースバンコンの雄(個人的意見ですが)リークの改良型、リークⅡです。
お値段は税抜き4,466,900円。
リークの細かい点が改良され、さらに快適に、さらに扱いやすくなりました。
ハイエースバンコンのお手本のような車ではないでしょうか。

 

本格キャブコンに迫る上質な架装、ゆとりある収納やフロアスペース、そして日常で問題なく使える点が『ハイエースバンコン』というひとつの大人気カテゴリーを生み出した秘訣でしょう。
おおよそのハイエースバンコンはギャレー、炊事台、4名就寝を備えたキャンピング車両として登録可能です。
シートやベッドレイアウトに手間が掛かりますが、本格的なキャンピングカーとして、日常利用としてフル活用できる一台であることに間違いはないでしょう。

 

中でもリークⅡは比較的低価格で7名乗車登録、4名就寝が可能な優秀なモデルだと個人的に思います。
初代リークに比べ、よりグランピング傾向の強い、モダンなインテリアにシフトしました。
FFヒーターとベンチレーション、内蔵冷蔵庫をオプションで取り付ければ、あらかたの状況に対応できるはずです。
ハイエースバンコンは各ビルダーから豊富にラインナップされているので、架装やデザインを見比べてみるのも楽しいですよ。

 

コンパクトキャブコン、バンテック:cyda(シーダ

画像はバンテックHPのものです。
コンパクトキャブコンのシーダ。
ベースボディはマツダボンゴトラックGLで、価格は5,378,400円から。
専用の居住架装を積載した本格キャンピングカー、キャブコンです。

 

ビルダーが用意した専用の居住空間が、キャンピング専用カーの風格をかもしだしています。
コンパクトキャブコンでこの質感てどういうことなのでしょう・・・・・・
バンテックのホームページに高解像度の写真がたくさん用意されていますので、興味を持ちましたら目の保養にぜひ見に行ってみましょう!

 

バンクベッドもキャブコンの特徴のひとつですね。
子どもも大人も楽しくなる空間です。

 

バンコンと異なる点のひとつに、常設ベッドが用意されているところがあります。
バンコンで必要作業であった、就寝用にテーブルやシートのレイアウトを変える煩わしさもありません。

 

~800万円

キャブコンの新車が購入できる価格です。
外見や装備、機能も本格的なキャンピングカーそのものですが、意外と標準的な駐車スペースに収まるモデルも多数存在します。

キャブコン、バンテック:ZiL

写真はバンテックのHPより。
本格キャブコンの金字塔ZiLです。
ベース車両はトヨタカムロードで、価格は税込み7,905,600円。

 

堂々としながら圧迫感の無いインテリアですね。

 

こちらはベッドマットを組み替えるモデルですが、ベッド常設のモデルも在ります。
キャブコンのサイズでフラットベッドを展開すると、上段バンク2人、下段マットは大人でも3人分の就寝スペースが生まれます。
さすがの広さです。

 

バンコンでは少し窮屈だったキッチンも、かなりの余裕があります。
キャブコンは車体のボディ形状に捉われることがないので、違和感や窮屈さをまったく感じさせません。
バンテックのHPには、写真がまだまだたくさん掲載されているので、気になる点をチェックしてみるのも良いと思います。

 

800万円~

バスコンやセミフルコンの新車価格帯がこのあたりからでしょうか。
マイクロバスがベース車だと車両価格だけでも600万円以上はしますので、そう考えるとそこまで高く感じるものでもないかもしれません。

RVランド:LandHome COASTER

RVランドのホームページより。
バスコンバージョンのランドホームコースターです。
ベースはトヨタコースターのハイルーフ標準ボディビッグバン(LX)が使用されており、価格は税込10,962,000円からとなっております。
ベントファンが2つ見えるあたりから、異様な雰囲気が漂っています。

 

キャブコンよりもさらに広い室内。
ベッドも常設で、ユーティリティルームも広いです。
熱や冷気の浸入口となるバスコンの弱点、客席ガラスはいくつか塞がれ、ボディにも専用の断熱加工が施されています。

 

温水設備も当たり前についていたりします。
サブバッテリーも複数個備え、エアコンや電子レンジ、各種家電を利用してもびくともしない仕上がりです。
キャンピングカーというよりは、その名の通り走る家、リビングといった趣きです。

 

ダブルサイズ以上のベッドが2床に、吊り下げの二段ベッドも付属します。
乗車10名、就寝6名という、普通免許で運転できる仕様では最高クラスのキャパシティを誇っています。
アウトドアのいわゆるキャンプをするための車ではなく、純粋に旅をするための車といってもよいのではないでしょうか。

 

RVビッグフット:ACSオアシス5.9

キャンピングカーステーションのHPより。
トヨタコースターをベースにしたセミフルコンバージョンASCオアシス5.9です。
客席部分を切断、除去し専用の居住架装を積載し、日本国内を走行可能なキャンピングカーの中でも最高クラスに準じます。

 

大容量の太陽光発電設備を搭載しているのがオアシス5.9の大きな特徴です。
155Wのソーラーパネル3枚に、90Wパネル(オプション)3枚を合わせ、735Wもの電力を発電します。
4組のサブバッテリーに3000Wのインバーターを備え、クーラーや冷蔵庫、温水設備をラクラク可動させます。
まるで要塞のようです。

 

ベースボディにコースターを採用しながら乗車6名、就寝4名に設定しているという、バンコンと変わらない乗車就寝人数です。
そのかわりに有り余るスペースを、広さとあらゆる快適性のために割り振っています。

 

高級感あふれるデザインも、オリジナルの居住架装だからこそ表現可能なこだわりが垣間見え、RVランドのランドホームコースターが家庭的な居間を連想させるものであるなら、こちらはホテルを感じさせる雰囲気です。
移動要塞、移動ホテル。
素晴らしく贅が尽くされています。
価格は13,590,000円。
きっと価格に見合った価値を感じさせてくれるでしょう。

 

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キャンピングカーを用いた楽しみ方

キャンピングカーはキャンプでの用途はもちろん、その特化した特性を利用してさまざまなアウトドアレジャーをアレンジすることができます。
適切なカテゴリとマッチすれば、これまでの趣味を一歩踏み込んだり、新たな楽しみを見つけることができるはずです。

キャンピングカーを遊びのギアに

キャンプ

キャンピングカーをキャンプで活用することに関して野営での使用は限られてくるので、基本的にオートサイトを持つキャンプ場での活用方法がメインでしょう。
電源を持つサイトで利用すれば各家電製品が使え、良くも悪くもキャンプが便利になります。
そしてキャンプという敷居が高いイメージを覆す、気軽に楽しむ魔法のアイテムがキャンピングカーなのではないでしょうか。

釣り

海でも川でも湖でも、一人でも二人でも複数人でも、フィッシャーマンにとって頼りがいある相棒に変身するのがキャンピングカーです。
大容量のラゲッジスペースを持つので、釣りに必要なタックルのほか、冷蔵庫の利用、あるいは予備のクーラーボックスを積める余裕もあり、バーベキューセットやオーブン、焚き火台なども運搬できるため、釣りプラスアルファの楽しみを見出してくれます。
サイドオーニングを展開し、テーブルセットを設置したり、タックルのスペースとするなど、日よけや雨よけとして利用するのも便利でしょう。
携行が面倒な水や電気、飲料用クーラーボックス(冷蔵庫)を備えています。
またキャンピングカーは、突然の豪雨や気温が冷え込んだ時、クーラーやヒーターを備えた休憩時のスペースとしてユーザーを迎えてくれます。
キャンピングカーを拠点に、夜通し釣りを楽しんでも良いでしょう。
場所によっては持ち込めるサイズが限定されてしまいますが、釣りキャンプの野営地としての能力も、言うまでもなく一級品です。

観光地めぐり

観光地めぐりの際は、公共交通も便利ですがキャンピングカーを利用すると一風違った楽しみを見出すことができます。
とくに電車やバスが不便な地方の観光スポットを巡る際に、車ならではの機動性が威力を発揮するでしょう。
日帰りの旅行でも、お疲れの際の休憩スペースに早変わり。
日をまたぐ際はお近くのオートサイトでキャンプを堪能したり、道の駅等を利用して車中泊したり、旅館やホテル以外での宿泊手段を提供してくれます。
もちろんホテルや旅館を利用することだって可能です(その場合は乗用車でも良いかもしれませんが)。

ふらり旅

九州一周や四国一周、遠方旅行を思い立ったのであれば、キャンピングカーは強力な味方となるでしょう。
ホテル代の負担やテント設営の手間を、キャンピングカーが省いてくれます。
上記の観光地めぐりのように、気になる観光スポットやイベントに対して機動力を発揮する『移動空間』となります。

フェスティバル

野外音楽フェスやアウトドアフェスティバルなど、一部の野外イベントではオートサイトを特設し、夜通しでイベントを行うものがあります。
当然ながらキャンピングカー向けに設営された区画ですので、日没までイベントを楽しんだあとはキャンプを堪能、そのまま翌日のイベントスケジュールを堪能するという、非日常空間での生活体験をもたらしてくれる究極ウェポンこそがキャンピングカーなのです。

その他のアウトドアレジャー

釣りがそうであるように、登山やバードウォッチングといったその他のアウトドアレジャーでも、キャンピングカーは拠点や避難所として活躍してくれます。
単純な野外バーベキューや、スキー、スノーボード、海水浴、川遊び、サーフィン、自転車などなど、行楽やスポーツを問わず、お好きなレジャーでの用途が次々と浮かんでくるかもしれません。
楽しみ疲れた時は、いつでも後部座席に空調の効いた、水道やコンロ、家電製品のあるプライベートなくつろぎ空間がついてくれています。
水道や電気設備が用意されている便利さについては、その手のプロの方に言わせれば邪道なのかもしれませんが、せっかく高性能なキャンピングカーがあるのだから、とくに気にせずその恩恵に授かるのが良いでしょう。

ショー

キャンピングカーに乗っていると、キャンピングカーやキャンプ用品の展示会に興味がわいてくるのではないでしょうか。
例えばビルダーの新型車両が揃うジャパンキャンピングカーショーなどでの会場ブースは当然ですが、会場外からもたくさんのアウトドアファンとともに多くのキャンピングカーが集まります。
ショーとは言ってもただのメーカーの販促の場に限らず、周りのユーザーの装備や機能、興味のある使い方を参考にできる良い機会であり、キャンピングカーを持つ人たちならではのコミュニケーションの場とも言えるのではないかと思います。
この辺りは同じく趣味性の高い、オートバイやスポーツカーユーザーの感覚に近いものを感じます。
コミュニケーションが苦手なシャイな方でも、近づいてじっと眺めてみるだけでも楽しいものです。
きっと、新しい発見があるはずですよ。

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売却方法-少しでも高く、スムーズに売るために

キャンピングカーを売却したい。
そんな時はどうすればよいのでしょうか。

少しでも高く売却したい

まず大事な点として、査定前やオークションの撮影前に洗車を行い、愛車をぴかぴかにしておくことです。
ハイルーフの天井なども、頑張って洗いましょう。
洗車は査定金額を上げる効果があるものと実証されております。

キャンピングカー専門店で売却する

キャンピングカーを売るなら、やはりモデルや架装、オプションについて深い知識を持った専門店に売却する方が良いでしょう。
次に乗る方もきっと大事に扱ってくれるはずです。
大事なのは専門店だからと一社だけの意見を鵜呑みにせず、複数社で見積もりを出してもらい、それらの落としどころを探ることです。

オークションサイトで売却する

オークションサイトであれば落札手数料がとられてしまいますが、オーナーが設定した金額よりも低く買われてしまう心配はありませんし、オークション形式ですので値段もそれなりに公平ではないかと思います。
ただし、トラブルを避けなければならないストレスや、落札者との連絡のやり取りや書類の手続きに関し、不慣れな方は面倒くさく感じるかもしれません。

※現在、中古車をオークションで売却する場合は古物商の許可が必要である見解と、必要でないという見解が混在しております。
オークションサイトを利用して愛車を売却する際は、自己責任の元で行ってください。
参考URL:http://www.office-suzuki.biz/kobutsu/

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キャンピングカーの内装いろいろ

世のキャンピングカーには、一体どんなものが搭載されているのでしょうか?
もっとも、一般的に用いられている内装用品をピックアップしてみました。

キャンピングカーの内装いろいろ

冷蔵庫


サブバッテリーで稼働する冷蔵庫です。
自動車用と侮ることなかれ、熱効率のよい上蓋式冷蔵庫はものを凍らせるほどの威力があります。
とくに稼働時間に限りあるクーラーボックスに代わり、材料や飲料を保管するための夏場の強い味方となるでしょう。
こまめに清掃して清潔に保つようにしないと、あっさりカビが生えてしまいます。

特に夏場のキャンプで気を付けたいのが、食材鮮度の低下の原因による食中毒です。
手洗いと調理器具の消毒にくわえ、新鮮な食材にしっかり火を通すことが予防のポイントとなります。

キャンプと料理は切っても切れない間柄なので、食材の鮮度を保つ冷蔵庫はキャンピングカーでも需要の多い装備ですね。

シンク、ギャレー


給水タンク、排水タンクと接続されたシンクは、サブバッテリーと接続した電動ポンプの力で水場として機能します。
水場から離れた場所や、そもそも水場の存在しない環境で大きな威力を発揮します。

ガス、IHコンロ


ガス台そのものを備え付けたモデルもありますが、基本的にキャンピング車登録した車両は携帯コンロを置くためのスペースが設けられておりますので、そちらを用いることが多いようです。
風が強くて火が立たない時や、降雨時には車内でお湯を沸かしたり、簡単な調理ができて便利です。
ガスを使う際は、必ず換気するようにしましょう。
それと、言うまでも無く車両走行中の使用は厳禁です。

キャンピング登録車には炊事台が備わっているので、無理なくコンロを利用できる点が便利です。
内装や小物に火が移らないよう、コンロを使う際は細心の注意を払ってください。

固形燃料を使用するアイデアも良いですね。
ただし、固形燃料は少なからず煙が発生するので、換気は怠らないようにしましょう。

サブバッテリー


現在のキャンピングカーは自動車を動作させるためのメインバッテリーと別に、水道のポンプや冷蔵庫を動かすための専用バッテリーを持たせ、利便性が大きくアップさせたものが出回っております。
消費した電力は、車両走行による充電や外部電源から補てんすることができます。
エンジン始動を担うメインバッテリーの電力低下の心配が無くなることから、サブバッテリーは多くのビルダーモデルで採用されている機構です。

サブバッテリーは単純にもう一つバッテリーを載せれば良いというものではなく、走行充電器やアイソレーターとの接続など意外に複雑な機構が必要となるため、わりと高価な導入料金だったりします。
お値段は工賃込みで十数万円ほどでしょうか。
それでも、お値段に見合う恩恵というものは計り知れないものです。

インバーターを経由して家庭用コンセントのように電力を取り出すこともできます。
ノートパソコンの充電や液晶テレビの視聴もできちゃいます。
ちなみに電気毛布の消費電力は強ダイヤルでも30ワット(風呂の電球)程度とかなり低いので、サブバッテリー+電気毛布の組み合わせは冬の一部オートキャンパーの鉄板装備でもあります。

カーテン

カーテンは目隠しの他、車中泊において車内保温の役割も果たすものです。
ウインドウスクリーンと併用すると断熱効果がさらにアップするでしょう。

スモークシートだけでは室内ライトで外から車内が丸見えになるため、車中泊を行う上でカーテンは必要不可欠なものです。
カーテンを付けていないキャンピングカーを探すとなると難しそうです。

一般的に自動車そのものがプライベートな空間という位置付けなうえ、キャンピングカーという特異な使命を持って製造されたからには着替えや就寝にも利用しやすいようカーテンを付けるのは必然なのかもしれません(キャブコンは除く)。

フラットシート

 


快適な車中泊を行ううえで、フラットなシートは欲しいものです。
家のマットを敷いて何とかなったりすることもありますが、それほどのマットになると就寝時以外ではかさばるため、フラットシート機能が備わっているのであれば利用したいところです。
マットを収納、展開するための面白い仕掛けがしてあったり、限られたスペースを有効活用する架装メーカーの腕の見せ所といっても良いでしょう。

テーブル、サイドボード

バンコンクラスだとベッドスペースのマット台を兼ねるケースも多いテーブル、サイドボードです。
確実に落下するので、走行中はテーブルの上にものを乗せないようにしましょう。

室内ライト

ベースモデルのルームランプとは別に、きちんと『室内灯』として利用できる明るさを持ったライトや、補助ランプを搭載したモデルが基本です。

収納スペース

キャビネットのオシャレなデザインと配置は架装メーカーの腕の見せ所でもあります。
メーカーは車内設備と気の利いた収納スペースを両立させるために日々頑張っています。
きしみ音を限界まで減らすよう設計、取り付けられるため、架装の取り外しは、モデルにもよりますが基本的に個人の手に負えるものではないと思ってください。
電話や財布が落ち込みそうな隙間は、あらかじめしっかりと塞いでおきましょう。

空調ファン、ルーフベント、車内ヒーター

排気、吸気を切り替える天井換気扇が便利です。
扇風機ぐらいの静かさなので、夏場の就寝時や、車内でコンロを使用する際に回すと熱やガスがこもらずに車内の空調が整えられます。
エンジンヒーターの配管を後部架装の下部に取り回し、後部の人も足もとが暖かい気の利いたヒーターを持つモデルも多いです。

FFヒーター

車のエンジンヒーターは本来、就寝時に稼働させるべきものではありません。
FFヒーターは車のエンジンヒーターに代わって、燃料から熱を発生させるものです。
LPガスとガソリンを使うものがありますが、現在ではガソリンFFヒーターが一般的でしょう。
冬の車中泊で強力な味方になります。

シャワー、トイレ

キャブコンやバスコンの一部モデルに、温水シャワーやトイレを備えたものが存在します。
シャワー施設やトイレの無い、野営キャンプなどで活躍しますが、ほとんどのオートキャンプ場に備わっていたり、周辺施設で代替えできる状況ですので、キャンプ場利用者はあまり重視しない方が多いようです。
またグレータンクやブラックタンクと呼ばれる汚水タンクの処理やメンテナンスを考えると、手間のかかりそうなものです。