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小型バイクについて

小型バイクのメーカー一覧!

今さらですが、バイクのメーカーを見てみようと思います!
国内4大メーカーはともかく、海外ではいろいろなメーカーが誕生(もともとあった?)していて驚かさ
れます。

日本のメーカー!

ライダーにはおなじみ国産4大メーカーです。
血液型占いよりも選ぶ人の個性が出そうです。
皆様はどのメーカーが好きでしょう?

HONDA

カブのメーカーです。
皆様がご存じの二輪メーカー世界トップシェア。
ブランドロゴの羽根は勝利の女神ニケからとったそうです。
量産市販車で初めて最高速度200km/hを達成したドリームCB750Four、
量産市販車で初めて最高速度300km/hを達成した(諸説ありますが)CBR1100XXスーパーブラックバードといった驚きのモデルもさることながら、質実剛健でチャレンジングなモデルを発表し、常にバイク業界を先頭でリードしている存在(だと勝手に思っております!)。
あまりに手堅いことから良くも悪くも優等生(安定して尖ったところが無い)と揶揄されることも・・・
基本的にとても丁寧な作りで、壊れにくいバイクが多い印象です。
個人的なイメージカラーは赤、トリコロール。

代表車:PCX、GROM

YAMAHA

ホンダと優劣を争ってきた楽器メーカー!
その昔、楽器を作っているときにオートバイを作ることになったようです。
ブランドロゴは楽器のチューニングに用いる音叉をYの字に並べたもので、楽器メーカーをさりげなく感じさせてくれます。
98年に発売された『ネコ足』『カミソリステア』YZF-R1は、今日まで続く泥沼のリッタースーパースポーツ(リッターSS)バトルの火付け役となったモデルであった記憶がございます。
四輪ドリフトで名作と呼ばれたトヨタ1JZ-GTEエンジンもヤマハが製造、供給していたもので、技術力の凄さがうかがえるところです。
デザインが高く評価されることが多く、さすが楽器メーカーだと呼ばれることも。
エリートメーカーとよく目にします。
イメージカラーは青、赤、黄色にストロボをあしらったカラーリング。

代表車:シグナスX、NMAX

SUZUKI

軽自動車で高いシェアを誇るスズキです。
ブランドロゴはそのまま『S』です!
もともとは自動織機の会社で、そこからオートバイのエンジン、車体を開発するようになりました。
バイクを知らない人でも耳にしたことがあるかもしれないケルンの衝撃、カタナ(GSX1100S)、
2サイクル750ccエンジンを搭載したGT750(ウォーターバッファロー)、
オートバイ馬力自主規制の原因とも言われた、史上初のレーサーレプリカRG250ガンマ(250cc45馬力の規制値に指定される)、
オートバイ馬力自主規制をほぼ決定づけたGSX-R400(400cc59馬力の規制値に設定される)、
メガスポーツ(アルティメットスポーツ)の代名詞となったGSX-1300R(隼)、
21世紀のGSX-R三銃士(600cc、750cc、1000cc)やスズキVツイン四天王(TLS、TLR、SV、Vストロム)、
といった、高性能なエンジンと特徴的なバイクをよくラインナップしていました。
そういった敬意も含めて変態メーカーだと言われます。
他の国内メーカーに先んじてハイパワーのエンジンを開発し、よくオートバイの紙面を賑わせています。
オイル漏れの代名詞とも呼ばれていましたが、現在ではあまり聞かなくなりました。
ワークスレーサーやモトクロッサーが黄色に塗られた時代もありましたが、現在のイメージカラーは青でしょう。
ウォルターウルフやヨシムラカラーといった黒/暗色に赤を組み合わせたカラーもかっこよいですね。

代表車:アドレスV125、アドレス110

KAWASAKI

航空機メーカー川崎重工業のオートバイ部門で、黒革ジャンが似合いそうなバイクをよく作っています。
ブランドロゴはフライングKと呼ばれる羽ばたくイメージです。
海外人気モデルZ900の日本仕様で、後のゼファーを初めとする中型ネイキッドブームの立役者となったZ2(750RS)、
映画トップガンにも登場し、カワサキのNinjaブランドを確立させたGPz900R、
など、硬派でやんちゃなバイクが人気で、ライダーも含めて漢カワサキとも呼ばれています。
スズキと同じくオイル漏れの代名詞でしたが、現在の品質は非常に良好なようです。
意地でもスクーターを作らなかったカワサキですが、2015年、実に54年ぶりに自社製の300ccと125ccスクーターを発表しました。が、ヨーロッパや北米向けのモデルとのことです・・・

イメージカラーはさわやかなライムグリーン。
緑色のバイクが走っていたら、それは98%の確率でカワサキのバイクです。

代表車:KLX125、Z125PRO

海外のメーカー!

パンチの効いたモデルが立ち並ぶヨーロッパモデルです。
お値段もパンチが効いてますのでご注意ください。

aprilia

ピアッジオ傘下のイタリアオートバイメーカーです。
2サイクルGPレプリカRSシリーズで日本にも馴染み深いメーカーでしょう。
現在はRSシリーズの後継、4サイクルRS4が125ccスポーツとしてラインナップされています。

代表車:RS4

KTM

ダカールラリーの二輪部門で優勝を続ける(2016年現在)、オレンジが鮮やかなオーストリアのオフロードバイクメーカーです。
ダカールラリーで実証した品質やロードスポーツモデルのデザインも評判で、日本の代理店も充実してきました。
125ccの試乗車も用意されているところが多いので、気になった方は試乗してみるのも良いですね!

代表車:RC125、DUKE125

Husqvarna

オーストリアにあるモトクロスの名門、ハスクバーナモーターサイクルズです。
本格的に作りこんだオフロードミニバイクを日本の市場でもたまに目にすることがありますが、価格も立派です。

代表車:SMS125、WRE125

その他

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小型バイクの値段、相場について!

小型バイクと言ってもそのお値段は様々。
50ccクラスのお値段で購入できるものから、400ccの新車価格に迫るものまで千差万別です。
予算に限りがある方へ、大まかですが価格帯をご参考にしていただければと思います!

10~20万円台で購入できる小型バイク

10~20万円台で購入できる多くの車両はスクーターやビジネスバイクが大半です。
50ccからの流用パーツが多く、車体価格を抑えているからこそのお手軽さではないかと思います。

また、国内メーカーでも中国生産の車両などは車格に見合わないような安さで販売されており、価格重視でスポーツバイクを狙うのであればひとつの候補となりうるのではないでしょうか?
輸入バイクを購入する際はメーカーでなく大型のバイク専門店(レッドバロン等)で取り扱っているので、興味のある方は店頭在庫、実車を探して見物してみるのも良いのではないでしょうか?

各価格はメーカーの希望小売価格を参考にしたものが多く、ショップによってはさらに安くなっているところもあるので、こまめに情報をチェックしておきたいですね!

アドレスV125(税抜225,000円)
お手頃、コンパクト、そして早い!
元祖通勤快速。
Dio110(税抜212,000円)
お手頃の代名詞Dio。
小売店によっては20万円を切るところもちらほら。
YBK125Kシリーズ(税抜239,000円)
立派な車格のYAMAHA中国産スポーツバイク。
EN125(およそ20万円前後)
GN125の後継、SUZUKIの中国産スポーツバイク。
CBF125(およそ15~20万円)
インドと中国で製造されるHONDAのスポーツバイク
KSR110(税込288,000円)
タイカワサキのストリートスポーツバイクです。

30万円台で購入できる小型バイク

30万円台の価格帯になると、快適装備や細かな遊び心、趣味性、高級感といった付加価値が付与された車両が多く見られるようになります。
各メーカーニューモデルの価格帯がこのあたりではないでしょうか?
小売店によっては20万円台で収まるモデルもあるので、やはり狙いの車両のこまめなチェックが欠かせません!

PCX(税抜305,000円)
ホンダの傑作スクーター。
細かな心配りが利いてます!

KLX125(税抜323,000円)
カワサキの大人気オフローダー。
たくさんのオーナーレビューを見ることができます。

GROM(税抜345,600円)
ホンダの125ccストリートファイター。
カスタム地獄に陥りそうで怖いです。

Z125PRO(税抜345,600円)
カワサキの125ccストリートファイター。
ザンザスやZ1000(ZRT)のイメージをうまく取り入れててかっこいいですね!

CBR125R(税抜き399,000円)
ホンダの125ccロードスポーツバイク!

40万円以上の価格で購入できる小型バイク

もはや250ccの一般的といえようこの価格帯で125ccを探すとなると、完全に趣味の領域です。
国内向け国産ラインナップでは2017年現在、希望小売価格が40万円を超えるような車両はほぼ無く、ヨーロッパ輸入車がそのほとんどを占めます。
125ccという重力に魂を引かれた方にオススメするバイクはこちら。
ヨーロッパの出力規制値15hpいっぱいいっぱいのパワフルなマシンが勢ぞろいしております。

KTM DUKE125(税抜428,000円)
KTMのストリートファイターDUKEの125ccバージョンです。

アプリリアRS4 125(税抜449,000円)
2サイクルGPレプリカRSシリーズの4サイクルバージョンです。

ハスクバーナSMR125(参考価格498,000円)
ハスクバーナのモタードモデルです。

YZF-R125(およそ68万円)
ヨーロッパヤマハのスーパースポーツ!

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小型バイクのタイプ、種類!

ひとくちに小型バイクといっても、いろいろな見た目や特性を持った車両が各メーカーからラインナップされています。
その呼称はメーカーやユーザーによってさまざま。
何かの用途に特化させたものや、いろいろこなせる万能タイプまで、独断と偏見でくくってみましたので見てみましょう!

スクーター


価格帯20~35万。
小型バイクで圧倒的に幅を利かせているタイプがスクーターでしょう。
ピンクや黄色ナンバーのほとんどがコレです。
125ccという排気量と見事にマッチしているからこそ、よく見かけるのでしょう。

スクーターの大きな特徴として、多くのモデルがチェンジベダルやフットブレーキペダルを廃し、足元をフリーにしたスタイリングに加え、無段階変速機を搭載した機構を備えている点が挙げられます。
このためライダーはトランスミッションの操作を意識する必要がなく、そのため法的区分でいうところの二輪AT限定免許で運転することができます。
むしろその二輪AT限定免許は、2002年頃のマジェスティC型から始まったビッグスクーターの大ブームによって、新たに設けたれた免許の区分でもありました。

スクーターの便利なところは、スロットルをひねれば走る!自転車のように両手のレバーを握れば止まる!ペダルを漕ぐ必要の無い自転車のごとく、気軽に操作できる点でしょう。

もうひとつの便利なポイントとして、レイアウトによってシート下にスペースを設けているモデルが多く、この空間は通称メットインスペースと呼ばれており、その名の通りフルフェイスヘルメットがまるまる収まる大容量を持つことです。
これらはスクーターがもたらす日常性とよくマッチした、とても便利な機能だと思います。
アクロスやNS1も・・・

代表車種

PCX
シグナスX

スポーツ、ストリート、ツアラー


価格帯:35~60万円。
高出力を生み出すエンジン。
直進やブレーキ、旋回でブレない強固なフレーム、足回り。
定義はいろいろと異なるようですが、とりあえず舗装路を走る速そうなバイクがスポーツバイクです!
レーサーレプリカと呼ばれる80~90年代にかけてひたすら速さを求めるモデルも存在しましたが、現在ではライダーに親しみやすく、比較的緩やかなポジションや扱いやすい特性で、操作を楽しむことを念頭に置いたモデルが多くラインナップされています。
それでいてしっかり走りこめるバランス。
スポーツ用途だけでなく、ツーリングでも扱いやすいカテゴリではないでしょうか!

代表車種

CBR125R
GROM
Z125PRO

オフロード


価格帯:30万円~
不整地の走破性に重きを置いたモデルがオフロードスポーツ車です。
ほかにもトラッカー、モタード、エンデューロー、モトクロス、トライアル、ターミネーター等さまざまな親戚が存在します。
不整地でバランスを取るために、制御しやすく慣性のより少ない軽量小型なバイクが主力となる競技も多く、新旧スパルタンなモデルが多数存在するカテゴリでもあります。
一方で、オフロード入門者でも楽しませてくれるバイクも、中古を含めれば多数存在するので、レビュー等を参考に好みの1台を探すのも楽しいのではないでしょうか!

代表車種

KLX125
CRM80

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シーン別、小型バイクの活用方法!

小型バイクならではの強みを生かしてみましょう!

通勤、通学、ビジネスシーンで活用するには?

細道を駆け抜けるコンパクトなボディに、青信号で車の流れをリードするパワーを持つ125ccスクーターは通勤、通学、ビジネスシーンで大いに役立ってくれるでしょう。
また天気の良い日などは、車を降りてバイクに乗るとよい気分転換になりますよ!

渋滞時のすり抜けはあまり奨励できるものではありませんが、やむを得ない場合は周囲の車両が停車したのを確認し、周囲の安全を十分に確認した上で行うべきでしょう。
無理なすり抜けは事故のもとです!

ツーリングで活用するには?

125ccという限られた排気量の中でストレスなく巡航できるよう、パワーがあって直進安定性の高い大柄な車両をチョイスしたいところです。

おみやげや雨具といった、ちょっとした荷物が収まるようなスペース、キャリアの搭載された車両なら、より快適にツーリングを楽しむことができるでしょう!

オフロードで活用するには?

オフロードに不慣れな人は2サイクルエンジンが持つようなパワーを求めるよりも、まず足つきや車体の取り回しやすさ、エンジンのとっつきやすさを重視すると幸せになれるかもしれません。
オフロードに慣れた方であれば、過激な2サイクルモデルを発掘して楽しんでみてはいかがでしょうか!

また車体選びと同様に、専用のブーツやプロテクター選びもオフロード遊びでの大事なポイントになります。

サーキットで活用するには?

高速走行の負荷に耐える車体と、余裕のあるパワーを持ったエンジンを搭載したスポーツバイクを選びたいですね!

キャンプや釣り、アウトドアで活用するには?

荷物を積むための大型のキャリアやパニアケース、トップケースが装着できる車両がアウトドアでの心強い相棒になってくれるでしょう。
釣りやキャンプの場所によっては、オフロード車でしか踏破できない場所もあるでしょう。
アウトドアにはオフロード車がよく似合います!

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2017年オススメ小型バイク!

用途ごとに分けて小型バイクを勝手にオススメするページです。
なぜこんなことになってしまったのでしょう!

通勤、通学、ビジネスに!こんな3台

原二のパワーで流れをリードする!
あると便利なメットイン!

一位HONDA PCX

跳ぶように売れているのには理由がある通り、一度お店で確認してみたり、試乗させてもらうのが良いでしょう。
メットインがデカい!燃費が良い!車格も大きすぎず小さすぎず、パワーもある!
通勤通学からお出かけまで、日常に溶け込む素晴らしいバイクです。

二位SUZUKI アドレスV125

通勤特急。コンパクトな車体&軽量ボディでかっ跳んでゆく。
50ccの駐輪場に停めても何も言われない(気付かれない)との噂が。

三位HONDA スーパーカブ110

大型キャリアを搭載した元祖ビジネスバイク、スーパーカブの110ccバージョンです。
一時期は深刻なギア抜けが問題視されておりましたが、どうやら評判を見る限りは改善されたようです。
50ccのトルクの細さは解消され、さらにお値段も他のクラスに比べてお手頃。
そして燃費は驚異の63.5km/L(カタログ値)!

ツーリングを楽しむベスト3台

いわゆるワインディングのような楽しみ方でなく、まったりツーリングが125ccの楽しみ方ではないでしょうか!

一位HONDA CBR125R

走る、曲がる、止まる!
本格ロードスポーツな外観ながら、さまざまなシーンに対応してくれるCB400SF/SBのような優等生スポーツバイク。
燃費も数値52.5km/L(カタログ値)という不思議な数値をたたき出しており、ツーリングにももってこいなバイクです。
製造は中止されてしまいましたが、状態の良いものがまだまだ入手可能です!

二位HONDA PCX

やや大柄なボディでツーリングもしっとりこなせる最強のPCXさん。完璧超人。

三位HONDA バラデロ125

ツアラーと言えばVスト・・・バラデロですね。
マルチパーパスツアラーバラデロのまさかのミニバージョンです。
どっしりとした車体(乾燥168kg)にOリングチェーン装備やフロント/リアディスクブレーキ、モノショックスイングアームと、装備もゴージャス。
125ccクラスで現行唯一の水冷Vツインエンジンのフィーリングを楽しみたいですね!
問題は入手方法がかなり面倒なことぐらいでしょうか。

オフロードを楽しめそうな3台

125ccならではの強みを生かせる、小型バイクのもっとも熱いジャンルでしょう!

一位KAWASAKI KLX125

現行で入手できるお手軽オフロードバイク!
大型二輪ユーザーのセカンドバイクとしても大きな支持を得ています。
ガチンコのいわゆるモトクロッサー指向ではなく、林道、ダート、藪こぎ、泥遊びといったロードバイクにはない『遊び』を大いに楽しませてくれる人気車です。
フルサイズの250ccでは尻込みするような場所でも、ひょいひょい飛び込み楽しめる軽さとサイズがすばらしいです!

二位SUZUKI TF125

往年の人気車ハスラー125ccとして、オセアニア向けにひそかに作られている農耕向けバイクです。
なんと2サイクルエンジン車です。
エンジンのスペックは謎に秘められておりますが、それだけで乗りたくなります。さすがのスズキさんです。
なぜひっそりと売られているのかが謎なくらいに、楽しそうなバイクです。

三位YAMAHA WR125R

エキサイティングなエンデューローレーサーWR450Fの流れを汲むスパルタンなマシン。
ゴージャスな装備で本格的な走りを楽しめそうですが、それを実現するためにはヨーロッパ仕様でシート高が930mmもあるという三角木馬のような車格に加え、新車価格が60万近くするという2点の高いハードルを飛び越えなければなりません。

コスパ重視で選ぶ3台

モデルによって価格帯に大きな開きができる不思議なバイク業界。
小型バイクの中でも、いわゆるおトク感のあるバイクを選んでみました。
コスパ=実用的な観点から、趣味性の高いオン/オフのスポーツバイクよりもスクーターばかりになってしまうのは仕方の無いところです。
小売店によっては20万円を切るところもあり、50ccとあまり変わらない価格で購入できるモデルもちらほらあったりします。

一位SUZUKI アドレスV125

税抜き本体価格225,000円。本格特急車が50ccの新車価格に毛が生えた程度の追加投資で購入できます!

二位HONDA Dio110

税抜き本体価格212,000円。排気量こそ違えど、ヤンキーからおじいさん、おばあさんにまで愛されたDioのおトク感というものは、スーパーDioの頃から変わらないようです。

三位HONDA PCX

税抜き本体価格305,000円。高いパフォーマンスを考えれば十分におトクなバイクではないでしょうか。

二人乗りで快適な3台

ミドルサイズのスクーターがやはり快適、便利です。

一位HONDA PCX

ほどよく大柄な車体がもたらすどっしりとした安定感で、リアシートもゆったり座れます。
何から何までこなしてくれます。

一位YAMAHA NMAX

スポーツ系ビッグスクーターの雄TMAXの直系NMAXです。
PCXと比べタイヤのサイズが大きく、可変バルブのエンジンを搭載し、PCXよりわずかにスポーツ寄りにしたバイクです。
ただし燃費や燃料タンクの容量がPCXに比べてわずかに劣ったりしますが、気にするほどでもないでしょう。

三位YAMAHA シグナスX

黒船PCXが襲来するまで売れ続けたスクーターで、今も根強い人気を誇るシグナス。
それまで支持されてきたパワーやしっかりとした足回り、大きめのシートがタンデムライディングを快適にしてくれます。

独断と偏見のベスト3台

もともと独断と偏見でしたが!

一位HONDA PCX

125cc版優等生です。
日常の小型バイクとして、完全無欠な優等生。
いろいろなサイトでオススメされているとおり、買って間違いの無いバイクです。

二位KAWASAKI KLX125

やや趣味性に重きを置いた、ワクワクさせてくれるバイクです。
初めてオートバイを購入されるファーストバイク用途よりも、ロードスポーツバイク持ちのセカンドバイクとしての特性、相性がバッチリだと思います。
重たいバイクに乗った後に、食指がうずくバイク。

三位HONDA GROM

名作モンキーやエイプを、現在のストリートファイターにしたようなおしゃれなスポーツバイク。
2016年新型の段階でLEDヘッドライト&テールランプ、デジタルメーター、倒立Fフォーク、リアモノサスペンションという装備をひっさげており、ホンダの小型スポーツバイクへ向き合う本気度が伺えます。
ライバルはカワサキZ1000の末弟Z125PRO!
カスタムパーツも充実しており、かつてのモンキーやエイプのようなカスタムスポーツバイクとして楽しめそうです。

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小型バイクとは?

小型バイク・・・えぇセカンドバイク、ビジネススクーター、なんだか使いやすそうなオフロード車、ナンバーの色がヘンというイメージの強い(個人的にですが)このカテゴリが、ここ数年で盛り上がりを見せています。
各メーカーともに新型車両の開発が進む、わりとホットな小型バイク市場。

しかたなく小型バイクの購入を考えている方。
どういうわけか小型バイクに興味を持った方。
小粒でピリリと辛いマシンの魅力を探求していきましょう!

「そんなの、言われなくても十分に知ってるよ」という方も、たまには初心に戻り、改めて小型バイクの魅力を探求していきましょう!

125cc??

試験に合格し、晴れて手にした普通自動二輪免許。
ヤングな合格者たちが中古車情報誌を見つめて興味を持つものは、おおよそ400ccのスポーツバイクやビッグスクーター、クラシック、アメリカン・・・もしくは車検の無くて経済的な250ccのトラッカーやモタード。
レプリカなんかもアツいですね!

125ccのバイクが欲しくて普通自動二輪を取りに行った人というのを、聞いたことがありません。いたらごめんなさい!

行政上の免許区分が125ccで区切られています。
250ccがすべてを解決してくれると思っていた私には、この125ccという排気量区分が謎の特異点のように思えました。
人知れず需要があるのでしょうか。
それとも日本政府による何か特別なメッセージが込められているのでしょうか。

小型バイクってなんぞや?

排気量50ccまでの二輪車を『第一種原動機付自転車(原付、原チャリ)』と呼ぶのに対し、排気量51cc~125ccの二輪車は『第二種原動機付自転車(原付二種、原二)』または『小型自動二輪車』、通称『小型バイク』と呼ばれています。

分類上は原付自転車なのですが、道路交通法では原付一種とはまるで異なる、(一部を除いて)自動二輪車としての扱いを受けるオートバイ。それが小型バイクです!

小型バイクのメリット

小型バイクはメリット満点です!
色々な人の視点から考えていきましょう!

ほどよくコンパクトで軽い!

基本的に車両重量が軽く、車体もコンパクトなものが多いので、車庫の出し入れや降車時の転換といった取り回しが非常にやりやすいのが小型バイクの大きな魅力でしょう!
大型バイクを車庫から引っ張り出すような神経質な作業とは無縁で、毎日でもころころと引っ張り出して乗りたくなる気軽さがそこにはあります。
軽量=慣性が少ないので、藪こぎやダートでオフロード車をスイスイと振り回したり、倒れた車両をひょいと拾い上げたり。良い意味で自転車のようなお手軽感が魅力的です。
またオフに限らず、オンロードでも軽快なハンドリングを実感できるはず!

速い

車体サイズや車重があまり変わらないにも関わらず、排気量が倍近くまでアップしているので速く感じないはずがありません。
125ccいっぱいの小型バイクだとモデルによっては最高速度が時速120km付近まで伸びることからも、50ccでは味わえないパンチの効いた加速が想像できるのはないでしょうか。
小道を抜けて、信号ダッシュで後続車をリードするビジネスマン御用達のパワー、それが小型バイクの速さの魅力です。

燃費がいい

エンジンにもよりますがNMAX、PCXなどの(小型の中では)大型車でも50km/Lほど走る車両もあります。
各社メーカー、モデルでバラつきはありますが、おおよそ40km/Lを超えており、お財布にやさしい燃費であると言えるのではないでしょうか。

立派なオートバイ

小型バイクは原付機付き自転車でありながら立派なオートバイです。
制限最高速度が時速60kmまで引き上げられ、
(クラブバーやステップがあれば)二人乗りも可能!
二段階右折も必要ありません!

継続費、部品が安い

タイヤの値段からブレーキパッドの価格、オイルの交換量といった消耗品の価格、破損したパーツの値段も上位排気量の車種に比べかなり安上がりになります。
大型車の立ちゴケでウィンカー、ステップ、クラッチレバー、グリップエンド、ミラーと交換すると、それだけで3万円ぐらい吹き飛び、高価なスリップオンには傷が残ります。取り付け設計の甘いフルカウル車ならさらに悲惨なことに。
高価なパーツを自重で破壊していく大型バイクに比べ、車体の軽さ、パーツの安さといった、そういう気負いのない点も小型バイクならではの魅力ではないでしょうか!

車検が無い

車検が無いので、天下り官僚に落とすお金を抑えることができます。
排気量250ccまでの中型バイクも同じ強みを持ちますが、取り回し、車格、パワーといった好みの問題、または任意保険の問題といえるかもしれません。
ちなみに車検が無いからといって、愛車をほったらかしはいけません。
きちんと愛車の定期検査&メンテナンスを行い、気持ちよく小型バイクライフを送りたいですね!

自動車税金が安い

1,200円(51~90cc)または1,600円(91~125cc)ほどと、50ccの原付とさほど変わらない金額です。
安い!といえる部類でしょう。

保険が安い

自賠責保険は12カ月7,280円(平成28年度)と、50ccと同額です!
ちなみに126cc~250ccは9,510円(平成28年度)とわずかにですが割高に。
複数年契約すると、どんどんおトクになってきます。

任意保険については、自身や家族が加入している自動車保険のファミリーバイク特約を適用できます。
年齢や免許の種類によってはファミリー特約の方が割高になることもあるので、気になる方は保険やさんに見積もってもらうのが良いかもしれません。

目を背けるな!小型バイクのデメリット!

完璧超人な小型バイクかと思いきや、やはり越えられない壁というものは存在します。

高速道路や自動車専用道路で走行できない

高速道路はもちろん、自動車専用道路の標識にも『125cc以下×』と表示されているものがほとんどではないでしょうか?
お出かけやツーリング時は下道を利用するほかありません。

パワーが足りない!

当たり前ですが250ccや400ccのバイクとツーリングをすると、坂道等での絶対的なパワー不足に負い目を感じることがあります。
そもそも用途を間違えていたのかもしれませんが、小排気量エンジンでパワーをしぼり出すには頑張ってエンジンを回さなければならず、ツーリング時にそのあたりでストレスも感じる人もいるかもしれません。

軽量ならではの弱点

どっしりとしたフレームや足回りの中型~大型バイクとの違いは、長距離を走ると顕著にあらわれます。
逆に直進安定性、フレーム足回りの恩恵というものを無意識に感じてしまうところではないでしょうか。肉体、精神疲労度がかなり変わってきます。

それでもやっぱり小型バイク!

渓流釣りをやろうとゴールドウィングに乗って藪の中へ突っ込んでいく人はあまりいないのではないでしょうか。
かゆいところに手が届く、125ccはそんな排気量だと思います。
大小さまざまなオートバイがありますが、その中でも小型バイクならでは楽しみというものを、車種別や用途でさらに分解して楽しみを見つけていこうと思います。

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放置バイクについて

シートが破れている!

バイクのシート

オートバイのシートとして
土台となるプラスチック類のシートベースに、
緩衝剤のウレタンを乗せ、
合皮等の表皮でカバーした製品が多く出回っています。

野ざらしで車両を長時間放置すると、シートの表皮が劣化し破れてきます。
破れた表皮を放置していると巨大スポンジのように雨水を貯え、乗車するたびにお尻がびしゃびしゃになってしまうので、修繕するなり買い替えるなり早めに対処してしまいましょう。
破れて雨水を貯えたシートはかいわれ大根が育つこともあるようです。
また、内部のウレタンも経年劣化でヘタったり固くなったりするので、せっかく復活させたバイクであれば、新品中古シートを探すなり、アンコ抜きついでに張替屋さんに修繕をお願いしたり、きれいな状態で気持ちよく乗り出したいですね。
無頼派であればガムテープでシートを修繕すのもアリかもしれません。

シートの張り替えをお願いしてみる!

シートの張替え料金は車種にもよりますが、だいたい1~3万前後のようです。

自分でシートの張り替えをしてみる!

合皮の加工、裁縫の心得がある方なら、ご自身で張替えをしてみるのも手段です。
完全オリジナルデザインのシートというのも素晴らしいですね。

シートを購入してみる

新品だと高くつきますが、ネットオークション等で適合車種のキレイなシートが格安で手に入ることもあります。
モニターにかじりつく、とまでは言いませんが、たまにチェックすると適合車種の思わぬ出品に巡り合うことも!

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放置バイクについて

タイヤがパンクしている!

そこにはぺしゃんこのタイヤが!

放置車両と久しぶりの対面を行うと、まず目がいくのはタイヤでしょう。
不自然なアングルの愛車、そして襲い掛かる不甲斐ない悲しみ。ためいき。
またがると足つきがめちゃ良い!
とりあえず空気を入れ、タイヤを転がしてみましょう!

何か刺さっている!

走行時ならまだしも放置中に何かが刺さる可能性はきわめて低いのですが、もし何かが刺さっていた場合はどうすれば良いのでしょう?

キットで応急処置

チューブレスタイヤであればタイヤに刺さったクギや枝、異物をペンチ等で取り除き、ゴム栓を打ち込んだり、(応急)パンク修理剤を充てんします。
とりあえず転がして移動できるようになりますが、あくまでも応急処置であることに注意し、できるだけ早くパンクしたタイヤを交換するようにしましょう。

パンクが回復すれば、他のメンテナンスや故障箇所への対応が格段ラクになります。

業者に連絡

自宅でパンクしている場合も、整備士さんにお願いすれば(近所であれば)3000円ほどで整備場まで移送してくれるので、車検や整備を更新するついでにお願いしてみてはいかがでしょうか。

放置バイクではありませんが、出先で帰ろうとしたらパンクしていた、というのはよくある話です。
「帰るだけだから」といって自転車ならまだしも、たとえ低速走行でもパンクしたタイヤのバイクで自走するのは大変危険です。

タイヤによる保護を失ったホイールのリムがわずかな段差で深刻に傷むばかりか、最悪ビードが外れ、無抵抗のままいきなり対向車線に投げ出される危険があります。
パンクした車体は無茶苦茶に重いですが、整備場や、一部のガソリンスタンドでも応急処置を受け付けてくれるところがあるので、ダメ元で相談してみましょう!
お店によりますが応急処置の価格はおよそ2~4千円くらいです。

ちなみに私事ですが○○部品にオイルを買いに行った際パンクに見舞われ、パンク修理はできないが新品タイヤが今お買い得ですよ、と言われた過去があります。
向かいのガソリンスタンドでタイヤにゴム栓を打ち込みながら「ありえないっすよねw」と笑うツナギのおにーさんがとてもカッコよかったです。

何も刺さっていない!?

放置車両のパンクの原因は、実は自然に空気が抜けた場合がほとんどです。
意外なように思われますが、ゴムは空気をわずかながら通すのです。
風船が時間経過でしおしおにしぼむのと同じ原理ですね。
放置期間にもよりますが、おおよそ空気を入れるとタイヤは何事も無かったかのように(実際に何事も無かった)パンパンに膨らみ、ころころと転がってくれるでしょう。

エアバルブの劣化、破損

エアバルブは自転車の虫ゴムと同じ消耗品です。
長期間放置によってエアバルブが劣化し、そこから空気が漏れ出た可能性があります。
車両復活後は、とくにエアバルブの劣化に注意し、タイヤの空気圧をこまめにチェックするようにしましょう。
次のようにタイヤの劣化が激しければ、タイヤと一緒にエアバルブも交換してもらいましょう。

タイヤがひび割れている

タイヤのショルダーやサイドウォール、ビード部分にヒビ割れのようなものが!
揉まない輪ゴムと同じく、放置されたタイヤは紫外線に侵され、日々弾性を失いつつあります。

経年劣化

タイヤに適度な加重を掛けて転がすと、タイヤのコンパウントに混ぜられた劣化防止剤がにじみ出てタイヤ表面の劣化を防ぐのですが、放置によって劣化が早まります。

程度にもよりますが、目に余るようなひび割れは経年劣化によるタイヤの寿命と考えてください。
「まだ山のようにミゾがある!」と、ひび割れたタイヤでそのまま走り続けると、最悪バーストを起こしてしまいますので早めの交換を!

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放置バイクについて

車検、自賠責保険が切れている!

排気量が251cc以上で2年以上放置した車両は、車検と自賠責保険が俗にいう「切れている」状態なので、そのままでは公道を走行することができません。
公道を走行するためには車両検査の更新(車検)と、自賠責保険の加入が必須となります。


無車検、無保険で公道を走行すると、それはもういろいろと大変なことになるので絶対にやめましょう。

ナンバーのシール、車検証、車両保険証で確認

車両検査の満了日と自賠責保険の期限がそれぞれ車検証、自賠責保険証に記載されていますので、まずは車検と自賠責保険が残っているか確認してみましょう!
車両検査の有効期間24ヶ月に合わせて自賠責保険も同様に24、25ヶ月契約を行う場合が大半ではないでしょうか。
これらが切れていなければ、車両に問題が無ければ公道を自走することができます。
これらが切れていた場合、仮ナンバー車両を除き、車両を公道で走行させてはいけません。

業者に連絡

車検の代行をお願いする際に、車検や自賠責保険の切れた車両は公道上を自走できないので、信頼できる整備士にお願いして整備場まで移送、メンテナンスをお願いするのがもっとも手っ取り早くバイクを復活させる方法ではないでしょうか。
自動車の整備工場にお願いしても良いのですが、個人的には何かとケチをつけてくることもある車両検査士に圧倒的情報、バイクのノウハウで噛み付いてくれるバイク屋さん、バイクを購入したショップ等にお願いすると、スムーズに検査をクリアできる可能性が高くなります。

私が自動車整備士さんに車検代行をお願いしたときは、プロによる整備が行われたうえで検査士に「ウィンカーを点灯させた時、ほんのわずかにヘッドライトが息づく」という指摘をされたのですが(SV1000S)、自動車整備士さんと仲の良いバイク屋さんが代わりに車検場に持っていっただけで検査を通過したという事例があります。

「この年式のデュアルライトは息づくものなの!それでも検査士かぁ?」

という、なかなか過激なやりとりがあったそうです。それが正しいのかどうかはともかく、とても頼もしく思えたところです。

自分で車検を通すこともできます!

ご自身で自賠責保険に加入し、書類を準備、仮ナンバーを取得して車検場まで持っていくユーザー車検という方法もあります。
自動車に比べて整備箇所の少ないオートバイならチャレンジしやすいですね。

「ユーザー車検」等で検索をかけていただければその方法がズラリと出てきます、が、機械に自信が無かったり、工具が揃っていなかったり、日常整備やミーティング等でお世話になっているショップがあるのであれば、お付き合いという観点から代行をお願いしたほうが、お互いに良い関係を保てるのではないでしょうか(欲しかった車両を引っ張ってきてくれたりとか!)。

サイレンサーを交換している車両は、たとえ適合品であったとしても消音器、ウールの経年劣化や焼失によって車検に弾かれる可能性があります。
そんなときのために純正サイレンサーとガスケットを準備しておくとスムーズに車検をクリアできますよ!

純正サイレンサーをお持ちでなければおおよそ同年式、同カテゴリーで流用されている場合が多いので(SV1000であればTLS、TLRが共用サイレンサーだった記憶があります)ヤフオク等で入手しておき、気分で付け替えてみるのもフィーリングが変わったりして面白いものです。

ちょっとくらいの傷さえ気にしなければ格安で入手できますよ!

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錆びている!

錆(さび、銹、?、英語: rust)とは、金属の表面の不安定な金属原子が環境中の酸素や水分などと酸化還元反応(腐食)をおこし生成される腐食物(酸化物や水酸化物や炭酸塩など)の事である。

出典:Wikipediaより

要は偉い人が精製した、例えば鉄は人間にとっては便利だけど地球上では不安定で、安定した状態へ戻ろうと酸素と結びついた結果が酸化鉄であり、錆の正体なのでしょう。合ってますか?
錆は車体の輝きやライダーの心を曇らせるほか、循環系、燃料系統を詰まらせたり、部品の強度を弱らせたり、可動部や機関部が侵されると重大な故障に繋がることもあり、お財布や、時に生命を脅かす元凶にもなりうるライダーと愛車にとっての永遠の課題でもあります!

定期的に乗車し、チェックとメンテナンスを行うこと(=早期発見、対処)こそが、もっとも有効な錆対策といえるでしょう。

外装のサビ

何かが錆びてしまった場合の基本的な対処方法は、錆の除去、脱脂洗浄、防錆処理を行うことです。

タンク外部

跳び石でできた小さな傷も、長時間放置されると気付かないうちに錆びてしまいます。
小さなものであれば錆を除去、脱脂洗浄してタッチペンで隠してしまいましょう。
穴が開いていたり、全体が深く錆びているのであれば、おそらく内部の錆もかなり進行しているものと思われますので、整備士さんにレストアしてもらうか、新品、中古タンクの購入も視野に入れなくてはなりません。

メッキパーツのサビ

フェンダーやミラー、エアクリーナーカバー等のメッキパーツの錆は程度にもよりますが、軽度であればメッキ用のサビ取り剤で対処できる場合もあります。
サビ取り剤で対処できないものには研磨で対応しますが、コンパウントの種類によってはメッキを傷めたり曇らせてしまう原因になるので、説明書やレビューを良く見て選びましょう。
整備士さんやショップの方、詳しい知り合いに相談してみるのも良いですし、メッキのサビ対処法や予防法はWEBでたくさん出てきますので、味噌汁でも飲みながら調べてみると面白い発見があるかもしれません!

業者にメッキをお願いする方法もあります。
剥離→傷修正→下地塗装→メッキ加工 と板金の工程とあまり変わらず高価ですが、問答無用の美しい新品メッキを拝むことができます。
絶版車を除くと、ある程度は中古パーツでカバーできるので、いろいろ探してみるのも楽しいですよ!

フレームのサビ

スチールフレームは基本的に防錆剤で塗装されていますが、小さな傷から錆が広がることがあります。
錆をきれいに取り除き、脱脂洗浄して防錆塗料を塗布しましょう!

錆がひどいようであれば、フレームのレストアを行うほかありません。
フレーム全体が侵食されているような傷み具合であれば、もれなく他の部位にも問題が出てきているはずです。よほど工具と設備、知識に恵まれた方でなければ、プロの方にお任せするのが一番です。

アルミフレームがくすんだり、白サビを吹き出しているようならアルミ用のサビ取り剤があるのでそちらを使用するようにしましょう。
なお、ヘアラインの部分に金属ブラシは厳禁です。
きれいに錆を除去できたら、防錆剤を塗布するのをお忘れなく!

ホイール、スポークのサビ

鉄、メッキ、アルミそれぞれの素材に合わせて錆取りクリーナーを用いたり、激落ち君やボンスターで磨いていきます。
ケミカルを用いる場合は、ゴムへの攻撃性も考え、タイヤやブレーキホースを侵食しないように注意して作業を行います。

スポークホイールの場合、磨いてもどうしようもないほど錆びたスポークは精度も狂っている可能性もありますので、新品スポークの張替えと調整を整備士さんにお願いするのが良いでしょう(スポーク自体はそこまで高いものではありません)。

足回りがきれいだと、車両が見違えてきます。

チェーンのサビ

気がつくと錆びているのがチェーンです。とくに梅雨時期などは放置してなくとも、気がつくと錆びていたりします。
走行中にチェーンのOリングからにじみ出たオイルに砂や汚れが付着し、サビを誘発させます。
放っておくとスプロケットの磨耗が進んだり、リンクの磨耗=ドライブチェーンの寿命がどんどん短くなっていきますので、こまめにお手入れをしていきたい箇所です(どの箇所もそうですが)。

表面上のサビ

チェーンにうっすらとサビが浮いているだけなら、チェーンクリーナーで油汚れを落とし、真ちゅうのブラシで側面のサビを落としていきます。

このとき、Oリングと呼ばれるシール部分を傷つけないようにしましょう。チェーンクリーナーもシールを侵さないシールチェーン対応品を使います。

内側(スプロケット接触部)も、やわらかいナイロンブラシで極力Oリングに触れないよう洗います。

サビ取りと洗浄が終われば、チェーンルブで油膜を張り、ゴミが噛まないよう余分なルブを拭き取って完成です!

チェーンルブはOリングに塗布するタイプとチェーン全体に吹きかけるタイプがありますので、お値段や用途に合わせて使い分けるといいかもしれません!

チェーンが固着している場合

深刻なサビであったり、コマがガッチリと固着していたり、チェーンのピンやプレートが曲がっている、割れたりしているようであれば迷わず交換しましょう。
チェーンが外れて転倒したり、高速走行中にドライブチェーンが破断、ふくらはぎをバッサリ切り裂いたという事例もあります。
キレイに、そしてベストな性能を保持できるよう、新しいチェーンと一緒に心も入れ替えてみるのもアリだと思います。

フロントフォークのサビ

フロントフォークに点々とサビが・・・

アウターケースのサビ

アルミ錆の斑点やまだら模様が気になる方は、磨いたり、自前で塗装してみても良いでしょう。
インナーチューブほど神経質になる必要は無いかな、と思います。
ただ作業時は、シール部分を傷めないように注意しましょう。

インナーチューブのサビ、オイル漏れ

ストローク部分のサビを放置すると、ストロークの度にシールを傷め続け、果てはオイル漏れの原因となります。
サビの出っ張りが無くなるまで磨き、汚れやすくなりますがその後も薄く、こまめにシールを傷めない油分で拭くようにしましょう。

すでにオイルが漏れているであれば、シール交換と一緒にオイル交換、程度によりますがインナーチューブの交換も視野に入れるべきでしょう。
適切にストロークしないばかりか、ブレーキローターにオイルが付着する危険性もあるため、そのまま乗ろうとせず、まずは詳しい方に相談してみましょう!

ブレーキローターのサビ

ブレーキローターは日常的に錆びているものなので、ある程度のサビであれば、走行するだけで削れ落ちます。
サビが酷いようであれば、軽く磨いて大きなサビを落としてあげると良いです。
私の場合は軽くルーセンを吹いてゴゴゴゴと転がし、ブレーキクリーナーで洗い流すときれいになりました。

ブレーキキャリパーの固着

「タイヤが回らない!」
「ブレーキが噛みっぱなし!」
そんなときは、ブレーキキャリパーのピストンが固着している可能性大です。
キャリパーの分解、清掃、パーツ交換が必要になります。
機械というのはtunaと同じで、動いてないとすぐ死んでしまうものですね・・・

キャリパーのオーバーホールは比較的簡単なのですが、ブレーキ装置ということもあり、自信が無い方はやはりプロの整備士さんにお任せしたほうが幸せになれます。

タンク中のサビ

放置車両と向き合ううえで一番見たくないのが、タンクキャップを開ける瞬間でしょう。
切なさと自分に対する怒りがこみ上げる瞬間です!

軽度

薄い斑点程度のサビであれば、ガソリンタンク専用のサビ取り剤でなんとかなったりします。
ガソリンフィルターの目詰まりに注意しつつ、もう錆びさせない!精神で愛車と向き合っていきたいですね!
車種によってはタンクの取り外しが困難なものもありますので、困ったときはプロの整備士さんに(以下略)。

重度

強烈な悪臭。分厚いサビの層に加え、内部に残ったガソリンが長年の経過によって酸化、変質しヘドロのように溜まっている状態。
こうなるとプロの整備士さんも額から一筋の汗が流れ落ちる状態です。石と灯油を入れて振ったり、お湯を入れてエアーを吹かしたり、サビ取り剤をループさせたりと、とにかく色々と試してくれます。
ガソリンタンクは操舵やブレーキによって一方に燃料が寄らないように隔壁(セパレーター)を内部に設けているものもあり、そういったタンク内部のサビを完全に除去するのはきわめて困難です。
ある程度サビは残るものと覚悟し、燃料フィルターの詰まりに注意しつつ、常にタンク内を新鮮なガソリンで満たしてあげましょう!

どうしても錆を抱いて走るのが嫌であれば、オークションで状態の良いタンクを落札したり、高くなりますが新品を購入するのも解決方法のひとつとなるでしょう。